こんたにあ


「はぁ…まいったわぁ。私の名前はエカペリーナ。使用人がこなくて困ってる三十路ババアの女王。」


「こんたにあ」


少年は後ろから挨拶した


「あらこんたにあ」


「(あ、あら?あらあれぇーーーーー!?)」


この子どうやってお城へ入ってきたの?招待もしていないのに。


「ぼく?どうやってここに来たの?」


「コロ○ロコミック買って」


真顔でおねだりする少年。


「ん?いいわよ?取り敢えず五百万円あれば足りるかしら?」


「くそ足りるとおもう」


「そうね。くそそうしたいんだけれど使用人が来ないのよ。どこにいるのかしら。」


不満気に私は地団駄を踏んだ。早くコロ○ロコミックを買わなければならないのに。


「ぼく?もう少し待っててくれる?」


「その間JKと遊んでていい?」


「いいわよ?JKって何?」


少年は無視して受話器を取る


「あ、この前の太ってるJK?今から連れて行くから走って逃げててね。」


「(何が起きてるのよ…)…ふっ!!」


少年は新幹線くらいの速さでおジェットのように飛んでいった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ちょべりばなんですけどぉ~ぃきなり連れてこられてわけわかめぇ~みたいなぁ~」


JKは文句を垂れる。


「相変わらずうんこみたいに文句垂れてんね。」


「何その表現ちょーぅけるlol」


「JKはそこで待っててね。」


「おっけー☆」


そういうと少年はエカペリーナのお手々を握り、部屋の外へ出た


「コロ○ロコミック買いに行くのね?でも使用人に一言言っておかないと…」


ついた所は使用人達の休憩室だった。少年は急いでロッカーから使用人の服を取り出しエカペリーナに渡す。


「あんた。使用人。で、JKは女王ね。」


「何ですって!?」


「もう大変!使用人となれば掃除も洗濯もしなきゃですわ!」


「女王陛下が家事をしてらっしゃる…」


影で見ていた執事は泣いていた。


「良かったね女王陛下。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ちょ。ぅち帰れなぃ的な感じぃ~?ホールぃンゎンで女王なっちゃってんじゃん。ちょーぅける!!」


「良かったねJK。成金だけど。」

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