殺し屋、異世界にて数多の女難に見舞われる
男男 女女
プロローグ
プロローグ
サクラ王国と云えば言わずと知れた多種族混成国家である。
人・獣人は勿論、夜魔族や鬼人族をはじめとする魔族や、エルフ・ドワーフ・セイレーンなど数多の妖精族、長らく幻とまで言われた神族を擁し、国土こそ小さいものの中央大陸一の国力を持つ。
そんなサクラ王国の英雄として必ず名が挙がる者が二名いる。
サクラ王国初代女王、アリシア・フォン・ヨザクラ。
そして彼女の夫、グレン・フォン・ヨザクラ
両者共に絶大な人気を誇り、王国内外どころかこの中央大陸の外にまでその名は轟いている。
常に人々の先頭に立ち、凛とした佇まいで老若男女を惹きつけ魅了し続けたアリシア。戦闘、政治、産業などあらゆる分野において高性能ぶりを発揮し、彼女を支え続けたグレン。
そんなグレンには数々の噂や逸話があるが、内九割は女性に関するものである。
曰く、神獣を降し従えた
曰く、魔獣の氾濫を一人で鎮めた
曰く、女にもなれる
曰く、常に女性に振り回されている
曰く、事有るごとに周りに女性が増えていく
曰く、百や二百を優に超える女性をハーレムとして囲っている
曰く、全種族制覇
曰く、幼女から熟女まで選り取り見取り
曰く、男の娘もイケる
曰く、母・娘だって見境なし
等他にも数多くあり、目を見張るものから本当かどうか疑わしいものまで様々だ。
果たして彼はどういった人物だったのか。
本書は、このグレン・フォン・ヨザクラを主軸に取り上げつつ両雄の活躍を描いていく物である。
―――――エドワード・ルゥ・スーウェル著 【サクラ王国の英雄】冒頭より
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます