巫女の休日
勝利だギューちゃん
第1話 お出かけ
日本には島国であるので、周囲は海に囲まれている。
その中には、47の都道府県がある。
だが、全部に海があるわけでなく、海のない県、
つまり内陸県が、8つ存在する。
栃木、群馬、埼玉、山梨、長野、岐阜、滋賀、そして奈良
前の7つは互いに隣接しているが、奈良だけどこども隣接せず孤立している。
その奈良県は、北部と南部で別世界・・・
その奈良県の南部にある、とある神社・・・
「説明しすぎ」
でも、詳しく話さないと・・・
「前にも言ったでしょ!カメラ小僧が押し掛けてきたら、どうするの?」
誰も、来ませんって・・・
「どういう意味?私には、魅力がないの?」
いえ、魅力的です。
「じゃあ、もっと場所はアバウトに、私の事は詳しく説明しなさい」
面倒くさい、女だ・・・
乃木花真彩、自称22歳の巫女。4月20日生まれ、0型。
158センチ、体重と3サイズは禁則事項だが、推定・・・
「そんなの、推定しなくて、よろしい」
へいへい
たく・・・
「ところで、今日は神社を休むから」
いいんですか?勝手にやすんで・・・
「うん、たまには休まないと、体持たないからね」
よかった、今日はのんびり出来る。
「だめ、あなたも行くの」
俺もですか?ひとりのほうが気晴らしに・・・
「だめ、軟派されたら守ってもらわないよ」
守る必要ないと思いますが・・・
「何か言った?」
いえ、何も・・・
で、どこへ行くんですか?
「奈良市内」
えっ、大阪とか神戸ではないんですか?
「さすがに遠いよ、それに奈良公園の鹿は、神の使い。
ご機嫌とっとかないとね」
で、奈良市内に行く事になった。
さすがに、巫女服は無理なので、普通の女の子の格好。
「さあ、行こう」
こうして付き添わされた。
でも、断じて言おう。
カルチャーショックは受けない。
別世界とはいえ、奈良市内も憎たらしいくらいに、変わらない。
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