第70話 現状確認 → シルフィ、モフ、タツマ
名前:深森のシルフィリアーナ《通称:シルフィ》
LV:34
状態:健常(隷属:リューマ)
称号:深森の友
ダンジョンシーカー
年齢:22歳
種族:ハイ・エルフ族
技能:細剣術2/弓術3/格闘3
精霊魔法3(木3/水3/土3/風2/光1)
敏捷2/豪腕1/魔力再生1
視界(明暗2/瞬視1)
耐性(水3/物理1)
手当2/料理1/解体1/採取1/裁縫1
特殊技能:精霊化/精霊の道
才 覚:従者の
装 備:
万矢の弓-【弓術1】【命中1】番えたらなんでも矢として放つことができる魔法の弓
精霊の祝衣-【魔力増大1】精霊が好む波動を放つため、精霊との親和性に補正がかかる衣
シルフィも最近誕生日を迎えてひとつお姉さんになった。ハイエルフにとってはまだまだ子供みたいな歳らしいけど、僕たちの中では最年長なわけでこれからもいろいろアドバイスして欲しい。まぁ、世間知らずという意味では僕たちよりもひどいんだけどね。
スキルの方はやっぱり【精霊魔法】関係の伸びがいい。後から遅れて契約した風属性以外は四属性もレベル三。さらに最近新たに光の精霊とも契約が成功した。光精霊は気難しい精霊で、簡単に契約できるような相手じゃないらしいけど『精霊の祝衣』の効果も大きいのかな?
弓のほうは【弓術】のレベルは上がっていないけど、【瞬視】という瞬間的に視力が上がるスキルを覚えてから精度も威力も増した。『万矢の弓』を手に入れてからは矢に精霊の力を番えているみたいで最近は風矢がお気に入りみたい。僕の手作りの矢もあるけど街に行ってからのカモフラージュ用になりそう。
次は相棒のモフ。
名前:モフ(従魔)♀
状態:健常
LV:20
称号:リューマの騎士(リューマの近くいるとき攻撃、防御に補正)
種族:角耳兎
技能:蹴術3/槍術3/格闘2
跳躍4/敏捷4/水中行動1
冷気耐性2
愛嬌4(+1補正)/毛艶4
主人:リューマ
装備:
敏捷の指輪-【敏捷2】
硬石の指輪-【土術2】【物理耐性1】土の力を秘めた指輪
モフはいつの間にかペットでも護衛でもなく僕の騎士になってたよ。まさかこんなところで女騎士に会えるとは思わなかったな。モフに「くっ、殺せ」なんて言わせないように頑張らないとね。
スキルは肉弾攻撃が多かったせいか、【格闘】を覚えていてリザードマンのいた水フロアで【水中行動】を取得していたみたい。僕たちにはひざ下でも、モフにはちょっと深かったから大変だったんだと思う。でもいつのまにか動きがよくなっていて、あれ? て思ったら取得していた。さすがはモフ。さすもふ! だね。
あとは耳の付け根にリングを装備させてみたら効果が発揮されたので、【魔力再生】を【敏捷】と交換したあとの指輪と【土術】が使えて【物理耐性】も上がる指輪を付けてあげた。モフも女の子だから指輪は嬉しかったみたいでしばらくご機嫌だったよ。
魔法は使えるかなぁ、と心配だったんだけどダンジョンの外で練習させたら、空中とかに次々と岩の足場を生成して立体機動を使えるようになってたんだ。たぶんこれ、絶対タツマが絡んでいる気がする。まあ、残念ながらダンジョンの中だとあんまり広さがないからまだ活用の場がないんだけど、外ならかなり凄いと思う。いつの間にかレベルも20の大台に乗っているし。
最後はタツマ。
名前:タツマ
LV:6
称号:異世界の転生者(スキル熟練度上昇率大、異世界言語修得、****)
へたれ転生者(悪運にボーナス補正、生存率上昇)
罠の天敵(罠の発見、解除に補正)
年齢:―
種族:スライム
技能:採取1/再生2
特殊技能:―
才 覚:―
タツマは特にないなぁ。レベルはちょっと上がったし、罠に関してはかなり活躍してくれたから新しい称号も獲得してたけどね。あの体だと装備品も身に付けられないし。
でもタツマに戦闘は期待していないから別に大丈夫。タツマはいつもみたいに僕たちが気がつけないようなことを教えてくれるだけでとても助かっている。
最近は魔晶もたくさんあり過ぎるから、食べるタイミングがあれば勝手に食べていいよって言ってある。もう普通のスライムじゃあり得ないくらいに捕食までの速度が早い。誰かが倒して、ダンジョンに倒れ込む前にさっと地面に広がってキャッチすると、うにょうにょもにょもにょ形を変えて一気に魔物を包み込んで食べる。おかげでタツマには食費もかからない。まあ、食べちゃった魔晶の代金分くらいか。
うん、やっぱりみんな強くなったと思う。スキルは思ったよりたくさん交換できなかったけど、レベルもスキルレベルも効率よく上がった。なによりダンジョン産の装備やアイテムをたくさん取れたのが大きい。
これなら街に行ってもみんなひとりでちゃんと身を守れるよね。
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