男魂くんは学びたい
杏璃
第1話 男魂くんは口下手
これは、
ある日の放課後、屋上での出来ごと
「ねぇ、
「え、う、うん」
俺、
こーいうのをモテる?と言うらしい。
でも、毎回「
「えっ!?り、
「あぁー、別にいい///」
これを言うのがせーいっぱい。
「ありがとう!」
「あっ、おのぅ、な、名前とか教えてくれると・・・」
「あっ、な、名前?えっとー、
「ごめん・・・、い、いおりちゃん・・・」
「うん!それより
「えっとー、それは・・・」
そー、いつも振られる理由。それは、女の子を前にするとしゃべれなくなるのだ。
「まぁ、いいや!
「えっ、う、えっ、うん。また」
「
「なに、またコクられたのかよ。」
こいつは俺の幼馴染、
「コクられたのはいいけど、さすがに断ることを覚えろよ。
「だって!女の子だよ!可哀想じゃん!」
「いや、コクられてすぐ『振られる』とかいってる方がよっぽどひぃでぇー気がするのは俺だけか?」
「それは・・・」
「まぁ、振られないように、イメージ通りのお前でいるのはどーなんだ?」
「イメージ通りの俺?」
「そーだ。一匹狼みたいな感じのオーラだしてすぐ、喧嘩してみたいな?」
「なんだ、そのイメージ!」
俺は、そんなじゃねぇーよ!
「お前がそんなのじゃねぇーのは知ってるでも、周りはそんなお前に惚れてんだろ?」
「あいつら、頭おかしいだろ。そんな、俺のどこがいいんだ?」
「そんなの、俺が知るかよ!でも、そのイメージでいけば振られないかもだぜ」
「まじか!そしたら、その勢いでベッドインの可能性アリだったりして!!」
女の子とは数えきれないくらい付き合って、振られてきたけど・・・
まだ、誰ともベッドイン経験ゼロのチェリーボーイだったりする俺である。
「あるといいなぁ」
「おう!明日の報告待ってろよ!
「あぁ、期待しないで待ってるよ」
「そこは、期待しとけよな!じゃ!俺帰るわ!じゃーな」
「おう!じゃーな、頑張れよ」
「ベッドイン?そんなんしなくていいよ
奏弥の家でる直前に
それより、
次の日
「
「あっ、う、うん・・・」
『また、
『あー、
『女も女だよなぁー、
あいつらうぜー。俺の悪口言うとはずいぶんいいご身分だなぁー!殺されてぇのか?
「
「う、えっ、うん」
勝手に手をとられ、手を繋ぎながら歩く廊下。
屋上まできた、めっちゃいい雰囲気。ヤるならここだ。
えっとー、どーするんだっけー?まず、キスからそれでーえっとー・・・
そんな、戸惑っていると、
「い、いおりちゃん///」
ここからは、俺が繋がないと・・・
伊織ちゃんがYシャツのボタン外し始めちゃった。どーしょう。
「ねぇ、
「う、えっ、ぅん。でも、俺どーすればいいか」
「は?マジで?
「ぅん・・・」
「
「えっ・・・い、いおりちゃん」
「気安く、名前呼ぶんじゃねぇーよ!この童貞」
「ご、ごめん」
「もー、帰るわ」
えっー!なんで!さっきまでの可愛い
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