第13話 解放
宿に着く。レーネとはとても同じ部屋に行く気にはなれずもう一つ別に部屋を借りることとする。部屋は一つの大きなベッドと二つの椅子、カーペット張りの床。シュラスをベッドに置き寝させる。
「すまないな、ヴァイス.......。」
いつの間にかシュラスは意識を取り戻していた。立ち上がろうとするが呻きを上げている辺りきっと腹部の傷はなかなかに重症なのだろう。私とミルラは彼をなだめるようにして寝かせる。
「いや、私がもっと早く何とかできていれば。」
「負けない自身はあった。むしろあの時ヴァイスが割り込んできてたら怒っていたかも知らなかったから.......。だとしてもやっぱり悔しいな。
それで、石は奪えたんだよな。」
「あぁ。この通りだ。」
私は袖口から蒼く光る欠片を取り出し見せる。
「よかった。ちょっとそれを俺にもよく見せてくれないか?」
興味本位なのだろうか。右手をシュラスは伸ばす。彼が盗んだりどうかすることは無いと思われる。瞳を閉じる。しかし、見える未来の中にもそのようなものは一切見受けられない。
「人の身にはあまりに危険なものだ。決して強く握るなよ。」
私は忠告した上で、フラフラと伸ばされたシュラスの手に欠片を載せる。
蒼く光るそれをシュラスは不思議そうに眺める。そしてゆっくりと掌が閉じられる。
「え。」
驚いたことに、握られたそれは黒く発光した。
「シュラス、それを手放せ。」
気がつけば私は叫んでいた。無意識に叫ばれた声だが、シュラスは気づいてないのか握られたそれを眺めている。少なくともこの様な未来はわたしには見えなかった。嫌な予感がする.......。
「あ。すまん。あんまり不思議なもんでさ。」
しかしシュラスはあっさりとそれを手放した。床に転がったそれはゆっくりと青白く変色していった。人間が使うと.......という訳では無いことはユアンのことから分かってはいる。だが、何故黒くなったのか分からないというその事実だけが恐怖として残る。
「何かおかしいことは無いか? 」
「いや、特に何も無い.......はずだけど。」
シュラスに変わった様子は特にない。ほっと胸を撫で下ろす。
「なら良いが、やはりこれは人に触れさせるべきでは無いだろうな。
貴様は疲れているだろう。まずは休め。傷が癒えるまではここで休むとしよう。」
「分かった。すまないな。」
シュラスは周囲を見渡すと仰向けに寝転び、眠りについた。挙動がおかしいような気がしたがスースーという寝息に助けられたような気がした。
「レーネには報告するべきだろうな。」
「そうですね。きっとレーネ様も心配でしょうし一度話すべきだと私も思います。」
「あぁ。だが、まずはこの血塗れのローブと体を流したい。シャワーを浴びてくるとしよう。」
私は風呂場へと向かう。タイル張りの床に網目状の突起物が上から飛び出しただけの質素な作りではあるが、十分だ。私はローブに付いた赤を水で流す。時間が経ち固まってしまったそれは、擦ってもなかなか落ちない。
周囲には鉄の匂いが充満し、足元を薄い赤が埋め尽くしていく光景はお世辞にも良いものとは言えないだろう。体に付着したものは何度も擦る事で流れていく。しかし.......いや、やはりと言うべきか右手は一切汚れていなかった。ウロコ同様にあの龍の腕、爪もきっと私の表面に発現した私の体とは別のものという扱いなのだろう。
私は濃紺のローブに付着していた赤色をなんとか目立ちにくいまで落とすと、その場に干して用意していたブカブカで膝辺りまである黒いシャツを着る。これは唯一の着替えとしてシュラスに貰ったものだが、見た目が他の者に比べると違和感があるもののローブ同様に自身の体に締め付けることが無い感じがとても良い。
「すまない、行こう。」
「分かりました。レーネ様は二つ隣の部屋になります。半日以上経過してはいますが、もしまだ寝ているようでしたらまた明日にしましょう。」
私とミルラは部屋を出て二つ隣のレーネの部屋のチャイムを鳴らす。
「は、はい。」
ドアを開け、レーネが顔を覗かせる。
「今大丈夫か? 眠いのであればまた時期を改めるが。」
「はい、大丈夫です。どうぞ。」
レーネは目を擦りながらもゆっくりとした足取りで部屋の奥へと案内してくれた。
「あの、見当たらないのですがシュラスはどうしていますでしょうか? 」
「あぁ。その事で話がある。」
私とミルラの目が合う。大事にはならないとは言え家族を怪我させてしまった等と伝えることはあまり気乗りがするようなことでは無いのだから。
「シュラスのおかげで今回の目的は達成出来た。ただ敵の一人と交戦し、シュラスは腹部に怪我を負っている。今は別の部屋を借りて休ませてはいるが、私の失態だ。申し訳ない。」
「怪我.......あの、大丈夫なのでしょうか。シュラスはつい少し前にも怪我をしています。まだ癒えてないはずだと言うのに、また怪我なんて.......。」
レーネはそう言うと部屋を飛び出そうと一気に駆け出した.......が、おぼつかない足は二本が絡まるようにして転倒しかける。しかし、私の目の前であったこともあり、なんとか抱え込み転倒を間逃れる。
「申し訳ありません.......。」
「いや、私も軽率だった。すぐにでも確かめたくなるということは流石の私でも理解出来ただろうに。
私の背に掴まるが良い。連れて行こう。」
私はレーネを担ぎ部屋まで連れていくことにした。ミルラは後方で戸締りをした後に着いてきた。
「シュラス.......大丈夫? 」
「ね、姉さん。俺は全然。」
「シュラス.......あなた、表情がいつもと違う.......どうしたの?」
レーネは目を細め、シュラスを覗き込む。この辺りは長く暮らしてきた姉弟だからなのだろうか。
「い、いや疲れているだけだよ。姉さんも大丈夫、まだ疲れ完全には取れてないでしょ。俺はちょっとやすめば大丈夫だから、姉さんもゆっくり休んでよ。」
レーネはまだ怪訝そうな表情を浮かべてはいるがなんとか納得させたようで、頷くと出口への歩み始めた。
「レーネよ、肩を貸そう。」
「いえ、龍神様の手を何度も煩わせる訳にはいきません.......。」
レーネはそう言うと、部屋から出ていった。きっと互いを気遣って敢えて離れたのだろう。彼女は気丈に振舞っているように感じられた。
「俺の傷はそんなに深くないはず.......。少し休めば直ぐ動けるようになるからそしたらここを出ようヴァイス。あんまり長居したいような街でも無いだろ。」
「あぁ。その通りだ。シュラスが本調子に戻ったらすぐにでもここを出よう。ミルラもこんな場所で悪いが、休むべきだろう。いや、もう一つ別に部屋を借りてミルラはそこで休んでもよい。」
「いえ、私だけそのようなことは。第一私達は今離れるべきではないかと思われます。私達がこの街の主の財宝を一部と言えども所有したということは遅かれ早かれ広がるかと。
そうなればこの街の人々は躊躇うことなく私達を狙うことでしょう。少なくとも一緒にいることを見られている私達が離れることはあまり得策とは思えませんので。私は床でも大丈夫です。」
コテンとその場に横になるミルラ。申し訳ないとは思いつつも、一理あると思えてならない。こんなことならば惜しまずに広い部屋を借りるべきだったのかもしれないと考えたがそれも後の祭り。
「これを使え。」
私は椅子に乗せられていた座布団二枚を剥がしミルラに投げて寄越す。こんなものでも床に直接転がるよりはましだろう。
「ヴァイス様申し訳ありません。」
私は椅子に座り俯き瞳を閉じる。あまり良い体制とは言えないが、疲れは正直に体に響いていたようでゆっくりと意識はとろけていった。
ガタガタと騒音が聞こえる。気のせいだろうか。意識を戻すのも億劫で重い瞳は開いてくれない。気のせいであることにする。
ユラユラ。揺れている。
いや、揺れている.......きっと揺さぶられているというのが正しいだろう。無理矢理引き戻された感覚は非常に気分が悪く、まだ何かに纏わりつかれているような感覚の中なんとか目を開く。
「起きてください。ヴァイス様。起きてください。」
「うむ.......。ミルラか。どうしたというのだ。」
私の肩を揺らす彼女の表情は青ざめている。この表情は知らないものだが、それが焦りから来るものだということは知識として理解している。
「レーネ様が、どうやら連れ去られたようなのです。先程大きな物音がしまして、不穏な空気を感じたのでレーネの様の部屋を訪ねた所ガラスが割れ居なくなっていたのです。
レーネ様は足が悪いとの事ですし、まさか自力でそんなことをするはずもありません。」
「状況は把握した。」
少なくとも白服の人間達は私達とレーネが繋がっていることを知ってはいないはずである。そうなれば必然的にあの受付が怪しくなる。別の部屋であったこと。そして部屋が二つ離れていたということが裏目となった。
白服たちが知らないのであれば大丈夫と割り切りレーネを一人にした事の軽率さには自信であっても流石に呆れる。こうなってしまえば白服も受付も既に繋がっており情報は全て共有されているだろう。
「どうしましょう。書き置きの類も無いようですが金品目的としてはあまりにもおかしいかと。」
「この場合なら金品目的であると考えるのが妥当であろう。そして誘拐であれば目的は基本的には人質のはずなのだが、要求が無いとなると.......。」
目的が分からない。ただこの状況で連れ去られる場所として一番有力なのはあの屋敷しかない。可能性はいくつかあるが、その一つとしては本当にユアンを信仰していた者による復讐という線も考えなければならない。幸いシュラスは目覚めていない。
一人で突っ走る心配がないというのは悪くないが、一人分の戦力.......いや、多人数や持久戦となれば私以上の戦力に成りうる彼が居ないというのはやっとわかったがかなり心細い。だとしても取れる選択肢はやはり一つしかない。
「屋敷に向かうしかあるまい。」
「はい。」
どちらにしてもここに居るだけでは何も進展しないことだけは確か。私達は宿を出て屋敷へと向かった。
夜の街は驚く程静かだった。首都が煩かったせいもあるが、ここの静けさは異様だった。昼間には屋敷の前に門番らしき者が数人はいたものだが、暗い辺りに人影は見当たらず不用心なことに門も扉も開かれている。
お入りください、罠ですよ。とでも言わんばかりの 雰囲気だが私達は入っていった。
それにしても不思議なのは、私があれほど無惨にユアンを殺してしまったというのに同日に私を敵にまわそうとする辺りの違和感。しかしそんな不安を裏切るかのようにアクションは一切ない。
私達は二階へ行ったことはない。仮に復讐目的だとすれば地下が濃厚。金品目的であれば保管庫としての役割があったと思われる二階での可能性もある.......が。
「さて。」
「地下.......でしょうか。」
「だろうな。」
私とミルラはボロボロになった扉をくぐり、地下への階段を下っていく。
「声が聞こえますね。」
話し声。一人や二人のものでは無い雑音が、階段という狭い空間には大きく響いてくる。ボロボロに壊れた扉からは広い地下室の中央にいくつかの人影が見える。そして、こちらを見ている一人には見覚えがある.......あの受付の男だ。
「まさか、偶然ということは無かろう? 」
「おや。随分のんびりしてましたね。」
ニヤニヤと笑みを浮かべた男はやはり私達がここに来ることを予見していたようだ。
「目的はなんだ。」
レーネの姿は見えない。とは言えここの奴らが関わっていると言うのは火を見るより明らかである。
「ったく。お前達が大人しくユアンにやられてればよかったんだ。態々金が有りそうな女まで送り込んでやったってのにむざむざ殺られやがって。
俺はユアンのおかげで甘い蜜を舐められてたのさ。なのにお前らのせいでユアンは死んでしまった。だからお前。ユアンの代わりになれよ。」
「詰まらん。」
受付の男は嫌な笑みを浮かべる。私が吐き捨てるように呟いても、その表情は一切変わることがない。
「いいさ。どうせ拒否権なんて無いんだし。でもあの女の子、可哀想にね。」
「そうか。貴様達は私が正面突破でレーネを回収することを恐れたからか彼女を別の場所に置いたらしいが、全員ここで殺される可能性は危惧しなかったのか?」
私は袖口に手をやる。二つの石は私の手に吸い付くように感覚が同期していくのを感じる。
「まさか。ここにはいないけど、ここは見える場所にはいるさ。俺たちを殺そうとするならその前にあの子が死ぬ。流石に俺達もただの馬鹿じゃないんだから。」
「馬鹿じゃない.......か。」
本来の私ならきっとこういう面倒事は過去に飛んで片付けるのだが、多くに別れた過去へ飛ぶのはかなり難易度が高い。パラレルワールドとでも言うべきかすでに別の世界とも呼ぶべきそれを見つけるのが困難なのだ。ミルラも同じく見つけねばならないというならば尚更。
だが、幸い私の過去。私は眠りについていたこともありあの時間ならば未来の分岐はかなり少ない。そうなれば私の権能の長所である正確性の活かす場の条件としては満点だ。
「ミルラよ。」
「はい。」
「私の過去。そうだな、貴様が物音を感じた時私は何かリアクションを取っていたか? 」
「いえ、特には.......。ただ、私も寝ていて物音で起きてしまったので.......。」
「そうか。ならば貴様が起きたそのタイミングの直前。そこに見える糸を手繰り寄せるのだ。」
実に好都合。私は意識を集中し、過去に刷り込みミルラが起きる直前。分岐はほとんどないそれを掴んだ。
.......。
「ここは.......。」
「走る。レーネの部屋に急ぐがいい。」
目を開けるとそこは旅館の私たちの借りた部屋。直前であるため私は部屋を飛び出し一目散にレーネの部屋へ走る。自分たちを起こしてはならない、起こしてしまえば未来が改変されてしまう恐れがあるから。
レーネの部屋に変わったところはない。私は寝ているレーネを抱き上げ、ベッドの下に滑り込ませる。
「え、ヴァイス様!?」
「レーネよ。少しそこに隠れているのだ。事情は後にミルラにが説明するであろう。
ミルラは部屋に入るでない。貴様は私がここから連れ出された後レーネに事情を話次第意識を戻すが良い。私もそれで帰れる。」
もしただ解決だけを望むのならばレーネを連れ去られないようにするだけで良いが、今回は未来の改変を少なく尚且つシュラスの怒りを代行してやることとした。
直後、ガラスが割れ私の体は掛け布団ごと何かに詰められ数人の足音と共にどこかへと移動させられた。
.......。
目が開く。予想通り私はあの地下には居なかった。周りを見渡してもあの空間を覗けるようなものは一切ない。
「ブラフ。まぁそうだろうとは思っていたさ。」
「お、お前何処から!?」
私の手に武器はない。だとしても十分だ。目の前の男は三人。元々レーネを監視するためだけの役割しか与えられてないのだろうか、貧弱そうな体をさらけ出し滑稽にこちらを見つめている。
私はシャツの裏側に張り付けられた冷たい石を握り込み、右手を適当に振った。生暖かい何かが吹き出し、私のシャツに目立たない紋様を作り上げる。何か言葉のようなモノを発していたようだが残念なことに私はケダモノの声を翻訳することは出来ない。左手の石を離し部屋を飛び出でる。
そこは二階のようで階段を降り、地下室へと繋がる階段も急いで駆け下りた。地下では男達にミルラが囲まれてはいるが、まだ戦闘が起こってる様子もない。
ミルラがうまく時間を稼いだのだろう。少なくともミルラ一人にはの状況というものは心臓に良くなかった.......しかし、特に状況が悪化してるわけではないようで私の取り直した選択は正解だと言える。
「人質は既に意味を成してはおらぬぞ。」
私は男達に告げる。人質として入れ替わった私は既にここにいる。レーネはきっとまだ旅館のベッドの下にいることだろう。
「それはどういうことだ。そもそもお前随分と遅い登場だな。まさか、その血は.......。」
「大人しく旅館の受付として小銭稼ぎだけしていれば良かったものを。」
私は欠片を二つ同時に握る。フワッと何かが体を包み込む様な感覚とともに体が力に満ち溢れる。同時に握ることで、身体能力が大幅に強化される.......情報としての理解と体に感じるモノとの乖離は大きいようでまるで空すら飛べてしまうような。
一歩。強く足を踏み出す.......。ドンッという音と共に足元の床が割れる.......私の体は既に受付の男の目の前まで跳躍していた。腕を軽く伸ばせば男の体は軽々と後方へ吹き飛び、ぐしゃっという嫌な音に嗚咽が混じり仰向けで動かなくなる。
ビリビリと腕が痺れる。ウロコの力は発現されて無いのか、モロに衝撃を受けた右腕にはかなりのダメージを受けたようでただ押し飛ばしただけだと言うのに力が入らない。折れてはないだろうが無理はできない。
「ま、待ってくれ。俺達はアイツと違って危害を加えるつもりはない。誘拐を提案したのもアイツなんだ!」
慌てた様子で他の男達が後ずさる。
「いいや。同罪だ。私の作り出した問題であるならば私の手で終わらせるしかあるまい。」
私は男達まで詰め寄り、適当に左手で頭を握る。
バチャッ。
スイカをプレスしたかのように勢いよく潰れたそれは汚らしく中身を撒き散らし胴体だけの人形になる。
バチャッ。バチャッ。バチャッ。バチャッ。
慈悲などない。残りの四体も同様に喋る暇も与えず人形へと変えた。気分が良いものでは無い.......だとしてもこれはやらなければならないものだった。そして欠片から手を離す.......が、欠片から伝わるものが何も無い。
「戻る。」
「はい。」
またこの汚れた紅を落とさなければならないのかと考えるとかなり面倒だ。体が重い。シャツの内側に張り付けられた欠片からは温かさも冷たさも感じない。副作用なのか、何なのかは分からないが体が怠く重く感じてしまう。
「肩を。ミルラ、肩を貸してもらいたい。」
「ヴァイス様、大丈夫でしょうか?お掴まり下さい.......。」
私はミルラの肩を借りてなんとか旅館まで戻った。
「ミルラ、すまないが私は直に眠ってしまうだろう。レーネに状況の説明と、彼女の部屋で見守ってやってくれ。」
「分かりました。ですが、ヴァイス様とシュラス様は.......。」
「心配は要らない。」
私はそこまで言うと強烈な眠気に襲われるようにして眠りに落ちて行った。
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