第27話 5月11日
小鳥のさえずりと共に流れている風を感じながら1日が始まる
汗が引いたあとの少しの冷たさに心がクリアになっていく
目線の先には愛する人達が今日もそれぞれの1日をスタート
背中を床に押しつけ
天井の割れ目から吸い込まれていく空気の流れに目を向ける
青い空は全てを受け止め今日もそこにいる
雲より、風に近い私は
今日も流れに身を任せ旅をする
靴を脱ぎ捨てたい気持ちを押さえ込み
胸に込み上げてくる思いに揺さぶられ
ただ、流れていく
目から私の中に入っていく
みずみずしい緑と大好きな土の匂い
幸せ
世界を見ればまだまだ、小さなわたし
だから小さな幸せに気づく力を神さまから
授けてもらったのかな
鼻から大きく吸って空気を胸に心に
あぁ、幸せ
今日も私は幸せなの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます