最初から最後までずっときれいに物語が進んでいて読みにくさを感じさせない作品だったぜ
ご都合主義だけど、ご都合主義ではない物語。何を言っているんだといわれても仕方がないが、若干変わった少年だがただの少年が崩壊した世界で力を手に入れたら、こんな精神状態になってもおかしくはない気がする。心残りがあるとしたサンのことだけが心残りではあるが、心にくるラストでした。良い作品をありがとうございます。
突如飛来した隕石で人類滅亡→一人生き残った少年が特別な力で好き勝手生きる。そういう小説はかなりありますが、この小説はその中でも群を抜いて面白かったです。特に「一人だけ」残った少年の精神性の変化や、その言動の変化が読んでいて大変面白かったです。
文章力もキャラクターも設定もここ最近読んだ中で最も完成度が高く感じた作品。今までにないようなラノベが読みたいならこれで間違いなし。作者様に感謝しかない。
何が素晴らしいってまず人類がほぼ完全に滅びてしまったところ! 今どきのアポカリプス物が往々にして生き残った人類の内輪揉め中心なのに対し、醜い人の争いでは無く完全にサバイバルメインなのがありがたい。主人公の能力で生存自体はややイージーモードですが、恐ろしくも興味深くリアリティのある終末後の描写がそれを補って余りあります。そして細やかな心理の描写が物語に深みを与えます。現実逃避でゲームをしまくる主人公の心情が分かってしょうがない。ある意味純粋に終末を楽しみたい人におススメです。
終末世界もので主人公だけが超能力が発現して生き残り、生き続けていくというのが大まかな物語です。孤独な世界で生きていく主人公の姿が印象に残ります。ヤンデレ好きなのでいつヒロインが出てくるのだろうと思っていたらついに登場!?人類が死滅していく世界で孤独な彼らはこれからどうやって生きていくのかが楽しみです。
細かい心理描写は勿論、崩壊した世界のイメージがスッと頭に入ってくる文章が良い。主人公の魔法もどうなっていくのかが楽しみ。まだ話数は少ないけれど、今後に期待したい。あとサンかわいい。