リンゴと時計
白に赤
中心から円周に伸びる芯
内部の黒点が抱く生命
近づいてみればそれは大きく
いずれ姿を変えて世界をめぐる
有形の無限
黒に白
中心から円周に伸びる針
表面の黒点が刻む時間
離れてみればそれは小さく
いつも同じ形で盤上をめぐる
無形の有限
目に映る世界で事象と概念が重なる
時計をかじる音と共にリンゴが時を刻む
人という存在が光の中に世界を見た
テイメイの小言 傍井木綿 @yukimomen
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます