エピローグ

 次の日の朝、俺は彼女の部屋で首をつって死んだ。


 彼女は遺書の中で「幸せに生きてくれ」と言っていたが、俺には不可能だった。


 俺が過去に行った罪を知ってからは、食事ものどに通らないし、まともに会話もできなかった。


 こんな状態で、幸せに暮らせるはずがない。


 だから俺は死んだ。


 彼女に会いに行くために。

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嘘の罪 のんこ @nonko1

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