鶴
国境を越えた一羽の鶴が
ぼくに異国の言葉を
「昔々のお話です」
遠い
「とある男がおりました」
木々は実りの秋を迎える
帰る家路を忘れてしまう
「とある女に逢いました」
名もなき果実を鶴は
やがて少女に姿を変える
「二人は恋に落ちました」
ぼくらは無言で手を繋ぐ
黄昏の中を手探り歩む
「いつまでも幸せに暮らしました」
ぼくらの家はどこだろう?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます