終末世界とロボット
その機械は心を知りません
誰もいない世界の果てにいました
孤独の意味から遠い場所で
失くした日々を思い出していました
狭く、無機質な、この部屋からは
永遠のように雪が白いのです
堅い皮膚が温もりを知るまで
どれだけの時間が必要でしょう
いくつの情報が集積されれば
信じることにたどり着くのでしょう
……暦のない世界は巡りつづけます
誰もいない世界に機械だけがいました
いつか、誰かと、巡り会える日まで
心を知らないままでいられるでしょうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます