第四百四十一話 バレンタイン その十 ♡


「フタエノキ〇ミ アーッ!!」

 

 初の見てた動画のキャラの真似よ!

 

「僕にそんな技が通用するとでも?」

 

 三栄が竹刀で抜刀術を使う。

 私の腹に重い一撃が入る……。

 

「ぐえっ……」

 

 また……ダメなの?

 

「もう終わりかい?」

「まだ……まだ終わらないわよ……」

 

 私はこいつを倒さなきゃ、この章を終えられないわ!

 

「スタ子!」

「はいはい……」

 

 やる気が無さそうに銃口を敵に向ける。

 

「全力でやりなさい」

「……」

 

 そのまま極太のレーザーが放たれた。

 

「凄いわね。無感情でこんなビーム撃つとか」

「もう貴方方に対してまともな反応をしたくないんです」

 

 そんなに嫌われる事したかしら。

 

「気にしなくて良いと思うわ……」

 

 生まれたての小鹿状態の恋。

 

「いやもうホント……何があったらそうなるのよ……」

「殺される……全部思い出されたら殺される……スタ子に……」

 

 作者~教えてよ~。

 

 三人の為にやめとくわ。By作者

 

「つまんないわね」

 

 じゃあこれだけはヒントとして教えておくよ。By作者

 

「何よ?」

 

 聞くぞ淀子。人生で何かミスったからと言ってリセットしてやり直せるか? 普通。By作者

 

「無理ね」

 

 だろ? でも人によってはそれが必要な場合もある。勿論自分が原因なら話が別だが、周りの行動によって理不尽にも必要になる場合がある。By作者

 

「はいはい」

 

 じゃあ、やり直しを許可された人間がする事って一つだよなって話だよ。By作者

 

「なるほどね。よく分からんけど」

 

 今の話で一ミリも察せないのが凄いな……。お前天才か。By作者

 

「そうよ。そこの無能博士よりは」

「材料も機材も無しで何も生み出せる程発明甘くないわよ馬鹿」

 

 逆にそれがあれば何でも作れるのね。

 

「何かを得る為には対価が必要って某漫画でも言われたろうに……」

 

 私少女漫画以外読まないからね……。

 

「スタ子終わった?」

「まだ消し飛ばせません。それにもうエネルギーが切れます」

 

 ガビュン……。

 

「……」

 

 無理か……。

 

「その程度で僕が倒せるとでも?」

 

 無傷ですって!?

 

「スタ子! 今のもう一回!」

「無理です……エネルギー切れです」

 

 この無能ロボットがッ!!

 

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