第三百九十九話 藍田の苦悩 その八


 淫獣は現実を知りながら辛い授業を終えたようだ……。

 

「なんでゲームのナレーション風?」

「お前がこの世をエロゲと勘違いしていた……という事実をついさっき知ったとこだからな」

「そっとしておいてくれ」

 

 淫獣も……ついにこれまでか?

 

「諦められるかよ」

 

 デスヨネ。ガンバレ。

 

「さっきから何で棒読み?」

「いや、勘違いだ。健闘を祈る」

 

※※※

 

 昼休み。

 

「あー……彼女の弁当が食べたい」

「学生との恋愛なのにお前彼女の弁当食ってたのか?」

「良いじゃねえか俺が彼女の弁当食ってても! てか初! なんでお前も俺と屋上飯!?」

「それは私の台詞だ。ここはぼっちである私の王国だぞ」

 

 昼休みは屋上で弁当食ってラノベ読むのが定番だろうが。

 

「寂しいな」

「お前に友達いたのかよ」

「いたさ……一応」

「ふーん……」

 

 私は眼鏡とラノベを取り出した。

 

「地味にお前眼鏡なんて掛けるんだな」

「まあ私の場合遠視だけど」

 

 視力逆に良いんだよなあ。苦労してて下がってると思われがちだけど。

 

「てか美咲と被る」

「あいつと一緒にすんなボケ」

 

 考えないようにしてたのに。

 

「あー……女が食べたい……優香のおっぱいとか絶対美味しそう……」

「私の前でおっぱいの話をするな」

 

 殺すぞ。

 

「マジの殺意剥きだしにするのもやめてくれよ」

 

※※※

 

「……ご馳走様」

「おい……なんで私に寄り掛かる?」

「彼女の匂いが恋しいから、お前に寄り掛かりたくて……」

 

 ピポパポ♪

 

「?」

「和泉。こいつ殺せ」

『うん♪』

 

 少女移動中……。

 

「えへへ♪」

「和泉、やれ」

「うん!」

「ゑ? あの……その棒で何する気ですか?」

「これではんごろしにするの」

「は!?」

 

 ゴスッ!

 

※※※

 

「……」

「ほら生き返ったぞ」

「半殺しどころか死んでるじゃないか」

 

 こんな事の為に蘇生システムを使うなアホ。By作者

 

「いや完全に初のせいじゃん」

 

 うるせえテメエの為に使う蘇生システムはねえんだよ。By作者

 

「あぁんまりだぁあああああッ!」

 

 作者完全にお怒りだな……。

 

 うるせえ! リア充は黙ってろ! By作者

 

「作者。八つ当たりがしたいなら出禁にするぞ」

 

 ……! By文章載せる価値なし

 

「リア充に逆切れする男なら、この扱いで十分だろう」

「お前〇田さんか何か?」

「何言ってるか全然分からへん」

 

 〇ウンタウンさんすみませんでした。

 

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