第二百六十九話 体育祭 その十二


「はぁ……はぁ……」

 

 何とか場面を元に戻したぞ。

 

「なんか作者お疲れみたいだからやってあげたのに」

 

 そうだ! 何してんだ初! Byサボ〇ー

 

「まだ直ってねえのかよ! てか作者がこの作品を否定すんな!」

 

 適当に終わらせようとするな。何事も。

 

※※※

 

 さて無駄話でページを使い過ぎてしまったが、満を持してそろそろ競技開始だ。

 

「一応得物チェックしとくか」

 

 著作権的に危ないものだったら没収しなきゃいけないし。

 

「美咲は片手剣、優香は弓か……」

 

 そしてスタ子は重火器どころかヤバい武器持ってそう……。

 

「このパーティーの武器……江代がやってる某ゲームで見た事あるぞ……」

 

 あれ、この小説いつからペル〇ナ3になったんだ?

 

「その五見なさいよ。私は分からないけどそれっぽい演出あったわよ」

 

 私が死んでた回か。

 

「ふっ、バストウォール……」

「何笑ってんのよ江代」

「いや……世の中には知らない方が良い事もある。貴様は知らなくて良い」

 

 そう言われると余計気になるだろ……。

 

「バスト……ウォール……」

「どんだけツボハマってんだよ!」

 

※※※

 

 何だかんだでそのまま戦闘が始まろうとしている。

 美咲達は武器を構え、立候補者もそれぞれ武器を構えた。

 

「はじめ!」

「うおおおおおおおおッ!!」

 

 まずは立候補者達が特攻を開始する。

 

「甘いですわ!」

 

 それに対し、美咲は爆弾を投げていく。

 

「いや……武器使えよ……」

 

 折角ペル〇ナ覚醒したぞ……みたいな展開期待してたのに。

 

「バストウォール」

「黙れ」

 

 それじゃ私との喧嘩と変わらねえだろ。

 

「《攻撃用必殺機能アタックファンクション超新星スーパー・ノヴァ》!!」

 

 スタ子はアームキャノンから光線を放つ。

 掛け声が某ゲームのものなのはもう無視しよう。

 

「ふっ、グ〇グニルとか使うか?」

 

 相手が死ぬわ。

 

「ふっ、相手がアキ〇スディードであればその限りではないがな」

「その後オー〇ィーンが敵になったのはツッコまないであげろよな」

 

※※※

 

「そんな事より姉さん」

「何よ」

「優香に弓矢なんて持たせて大丈夫か?」

「そういえばそうね……確かにあの子狙った獲物は必ず仕留めるけど……」

 

 ……下手過ぎる。

 

「アンタが上手すぎるだけかも知れないけど、駄目ね」

 

 美咲……お前ホントに優香を選んだのだけは失敗だぞ。

 

「汚物は消毒ですわ!」

 

 こいつはその内モヒカン頭にでもなるのだろうか。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る