第二百七十話 体育祭 その十三


「ダメね……美咲先輩に近付けない!」

「どうすれば……」

 

 いやそこ悩むか?

 一瞬で背後に回って不意打ちしかなくね?

 

「初ちゃん。それ普通の人間に出来ないよ」

「え? そうだっけ?」

 

 私とかサバゲで当たり前のようにやるけど。

 

「てか前から思ってたんだけどさ。初たまにサバゲの話するけど、サバゲする友達なんているの?」

「……」

 

 言われてみれば確かにその話に触れてこなかったな。

 

「私にも分かんねえ」

「そう答えられて私はどう反応したら良いの?」

 

 確かにな。本人が分かんねえんだもんな。

 

「もう普通に作者がそこら辺の設定考えてないとしか思えねえよな。言い訳する余地がねえ」

 

 しょうがねえじゃん。お前がただサバゲやる話をどう浅井三姉妹でやれと? By作者

 

「あ、サ〇ロー」

 

 もう作者に戻ったからいい加減にしようぜ? By作者

 

「その前に私の頭の中で話すのやめようぜ。これ意外と疲れるんだから」

 

 良いじゃない。私達が楽しいから。By淀子

 そうそう。By作者

 

「色々ツッコミたいが、取り敢えずお前らが虚しすぎるとだけ言おう」

 

 いや他にも趣味あるから。By作者

 

「取り敢えずコレを趣味にするなと私は言いたい」

 

※※※

 

「んでさ、私のサバゲ仲間の設定すら考えないのは何故だ? このままだと私は空想の友達とサバゲをやっているイタイ奴だと読者に思われるだろ」

 

 お前元から江代より下だけどイタイだろ。By作者

 

「お前のせいでな」

 

 とにかくまあ理由言うとな。By作者

 

「ゴクリ……」

 

 ……めんどくさいから。By作者

 

「知ってた」

 

 あと胸小さいから。By作者

 

「おっぱいどころか脂肪の重みで死ね」

 

 それは爆弾眼鏡に任せるよ。By作者

 

「流石にお前がそれ言うと美咲が可哀想だな」

 

 だってお前六章辺りから美咲の扱いガラっと変わっただろ? By作者

 

「そうだけどよ」

 

 俺も仕事が大変だったりするから、美咲投げて遊んだりしたいぜ……。By作者

 

「(どうせ今彼女いねえんだから付き合えば良いのに)」

 

 簡単に言うな処女の極み乙女。By作者

 

「私は不倫なんかしねえよ!?」

 

 てかその話題古いわ! By作者

 

「作者が高一の頃だから丁度な〇うで私達書いてた頃だ」

 

 そうだろ? もう殆どの人覚えてねえだろ。By作者

 

「悪かったな」

 

 てかアンタら。こんな話してないで美咲達見たらどうなのよ? By淀子

 

「どうせまだボンバー眼鏡が汚物消毒してるだろ? 見てもしゃーねえ」

 

 いや……それがね。By淀子

 

「?」

 

 姉さんに言われた通り、美咲達の方を見る。

 すると……。

 

「はあ……はあ……」

 

 シリアスな感じに、皆が囲まれていた。

 

「む……無理……げろろろろろろ……」

 

 そして吐く姉さん。

 

「次回までに吐くのやめろよ」

「アレルギーだから仕方ないじゃない」

 

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