第二百九話 アイドル大会編 その三十五


 ステージにて。

 

 チャラララン……チャンチャン♪

 ドドドドドドド♪

 フューフュー♪

 

「おい……」

 

 なんで某裁判ゲーム風にスロットで優勝者出してんだよ。

 

『ひゃっほー! 第一位になったグループは……「Rhododendron」でした!』

 

 いや知ってたけどね?

 でもあんなに緊張感の無い結果発表は……。

 

「やったわよ! 皆!」

「はい!」

 

 正子と寿奈たち……喜んでんな~。

 ダンガンロ〇パなら絶望してた。

 

「取り敢えずオシオキの準備をするか?」

「しないでいい」

「取り敢えず吾はピッチングマシーンを」

「一番グロい奴だぞそれ」

 

 因みに作者は一章のオシオキは大体苦手だと思ってる。

 てか……皆のトラウマな気がする。

 

「美咲にやろうかな」

「何故私ですの!?」

 

 最近私の命がどうでも良い扱いされたから、こいつもどうでもよくなっちまった。

 

「人の命は大切になさい」

「お前人だったの?」

 

 脳みそアメーバなのに?

 

「初ちゃんダメだよ。そんな酷い事言ったら」

「わ、悪い」

 

 和泉が少しずつまたまともに戻ったか……?

 

「せめてGにしてあげよ?」

「それはそれでアメーバよりひでえ!」

 

 最悪じゃん生理的に受け付けねえよ。

 あ……確かにそうかも。

 

「納得しないで欲しいですの!」

「てかマジで口調を安定させろよ」

「作者に言って下さいですの!」

 

 今喋ってんのが美咲なのかテレポーターなのか分からん。

 

「私ですわよ!」

「だから分かんねえんだって」

「ふっ……ならオシオキはテレポート宇宙旅行にしよう」

「それに賛成だ」【同意】

「同意しないで欲しいですの……」

 

※※※

 

 とべちゃくちゃ喋りながら、優勝者発表が終わり。

 楽屋へと戻った。

 

「結局勝てなかったわね」

 

 姉さんやっぱ吐いたんか。

 

「アンタらが馬鹿トークしてくれたおかげで大分マシだけど……頭痛いわ……」

 

 でしょうな……あんだけ吐いてたら。

 

「にしても……この長編のメインチーム二人とも勝てないってどういう事よ」

 

 確かに全部正子達に持ってかれたな。

 

「ふっ、やはりあいつらにスペシャルなオシオキを」

「やめろ」

 

 てか急にダン〇ンロンパの話題になったな。

 

「またハマり始めたからね……作者」

「確かにな」

 

 まあ面白いし仕方ねえ。

 

「ちょっと心配な事がある」

「なんだよ江代」

「今ロンパネタでごり押しておるだろう?」

 

 ごり押すとか言うな。

 

「家に帰ったらシャワールームで占い師の死体を見つけそうなんだが……」

 

 それな。

 

※※※

 

作者「流石にそこまでしねえよ。可哀想だわ三度も死んだら」

 

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