第百五十二話 浅井三姉妹のSUITSな日常 その六


「今から貴様には魔獣を討伐してもらう」

 

 依頼は?

 

※※※

 

「因みに剣とかはくれないんですか?」

「?」

「だから、何か知らないけど魔獣討伐しにいけって言ったじゃん。武器とかはないの?」

「証拠を集める他あるまい」

「魔獣討伐でしょ?」

「これだ」

 

 江代は紙を取り出す。

 

「魔獣って……ただの検察じゃね?」

「吾ら弁護士……狩人にとって、検察は魔獣……違うか?」

「いや、まあ……うん。間違っては無いけどよく分かんねえ」

「とにかく、貴様らに任せる」

 

※※※

 

「てわけなんだけど……」

「どうせふざけた相手でしょ?」

「いや、今回は割とガチそう……」

 

 顔写真を見せる。

 

「あーこれはやってるわね」

「でしょでしょ」

「ヤクを」

「はい!?」

「だってほら……似てない?」

「顔が?」

「うん。コカインの

「もうそれ以上言うのはやめようか。最近割とガチでヤバい事起きたし」

「それもそうね」

 

 ふう、消されるかと思った。

 

「大体さ、最近の人って責任感が無さすぎなのよ」

「それ……君が言えた事かな」

「何? カツアゲした相手を責任持って喰えとか?」

「そこまで言ってない!」

「人肉もちゃんと調理すると意外と美味いわよ」

「C〇Gに捕まれば良いのに」

 

てかこいつ赫眼持ってそう。

 

「家族に喰種がマジでいたから笑えないわね」

「あの回は怖かった」

 

 マスクどうしたんやろ。

 

『捨てた』

 

 まあそうだよね。

 

「呪われないのかしら」

 

『その通り。スタッフの一人が帰らぬ人となった』

 

 スタッフうううううううううううッ!!

 

『まあそんな事はどうでもいいんで、早く事件解決してくだちい』

 

「よし分かった。Xガン持ってくる」

「漫画が違うわよ漫画が」

 

※※※ 作者『収集がつかなくなったのでカット!』←初『おい』

 

「とうとうカット部分の自由化が始まったな。さて、そもそも今回はどんな事件なの?」

「……」

「淀子ちゃん?」

「遠藤、今回だけは勝てる気がしないわ」

 

『全裸電車事件』

 

「証拠十分過ぎて、これじゃ勝てないわね」

「とにかく依頼人に話を聞きに行こうか」

「えーめんどくさ」

「しょうがないでしょ仕事なんだから」

「なんで変態ばっかなのよ」

「痴女がいるから仕方な

「ん? 何か言ったかしら?」

「何でもありません」

 

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