ばけきつね? 前編
蓮原調査事務所 ファイル№40
記録者:
依頼者:カオリ(本名不明)
依頼内容:狐憑き
2月26日火曜日 午前10時を少しまわった頃、事務所のドアがそろりと開かれた。
顔を出したのは20代と思われる女の子。痛んだ髪の毛に、踵が潰れた靴――高級ブランドバッグとジャージという組み合わせ。妙にスレた雰囲気が、この子の職業を連想させた。余談だが、胸が大きい……。
「ねえ、お嬢ちゃん、ここの人ってどこ?」
開口一番タメ口かよ。
どんな教育を受けてきたのか、ちょっくら時間をかけて聞きたくなる。
「申し訳ありませんが、代表はただいま外出中です。よろしければ私が要件を承りますが?」
しかしの営業スマイル。
こういうお客さんは金離れがとてもいい(ただし、ニコニコ現金前払いに限るのだが……)。
だからの営業スマイル。
「え?だって、お嬢ちゃん、小学生でしょう?」
「いえ」
「いえ?」
「ええ」
「ええ?」
なんて頭の悪い会話。
しかし、こちらは慣れたもの。定型文を読み上げてくれる。
「見た目通りの年齢じゃないんですよ。ほら、あなたも、そんな不思議を相談しに来たのでしょう?」
ここは「蓮原調査事務所(怪)」。
常識という、絶対的ルールから放り出された羊たちが最後に訪れる場所。放り出されていないのなら、訪れない方が良い場所……。
申し遅れましたが、私は寒羽良冴子――当事務所の経理を担当しています。見た目は小学生だけど、これには涙失くしては語れない事情がありまして、実年齢はもうちょっとだけ上なんです。
まあ、今のところは、訳ありコナン(ドイルじゃない方)系美少女だと思っていただければ、犯罪スレスレのロリコン野郎どもにもちょうど良く収まるでしょう。
「……マジで?」
「マジですよ。まあ、信じろっていわれても、いきなりは無理でしょうけどね」
そういって私は免許証を出した。
「あ……」
この失礼な女は、私の生年月日を見た。いや、そもそも免許証がある時点で16歳以上であることは確定でしょうに。
「冴子ちゃん……私より年上……?」
「そうなんですね。まあ、だとしたら『ちゃん』付けはちょっと……」
せめて丁寧語で話せやコラ。
「でも、見た目は完全に小学生だよね?そのツインテールとか、完全に狙ってやってるよね?」
「まあ、こんな見た目ですから、流石に24区とか着れませんよ。ピンテがいいとこです」
「ピンテ?ああ、ピンラテね、納得。……納得していいのかな?」
「まあ、事実は事実なんで。気持ちが理解するのは時間がかかるものですって。取り敢えず、座りませんか」
私は、この殺風景な事務所において、数少ない「いいね」と思えるインテリア――応接用ソファへ彼女を案内する。個人的な意見を言わせていただければ、工業製品はドイツだが、職人技はイタリアに軍配が上がる。
「で、こんな怪しい事務所を訪ねるくらいだから、怪しい相談なんですよね?どうぞ、私達には免疫がありますから、何でもご相談ください。ちなみに、先日の依頼は『沼の河童退治』でした」
「かっ……ぱ?」
「河童」
「あの緑色の?」
「ええ。きゅうりとか好きですよね」
「……うそ……」
「まあ、嘘でした。でも真剣に調査した結果、嘘だって分かったんです。まあ、そういう依頼でも真摯に受けますよって話だと思ってください」
河童の方がよっぽど可愛かったと思う。あんなものが都心の沼に潜んでいるなんて、この世界は物騒すぎる。
「そうなんだ……じゃあ、いいのかな」
「いいんです。じゃなければ、看板にわざわざ(怪)なんて書きませんよ」
「それもそうか……」
彼女は困惑しながらも、ボソボソと、たどたどしく、話を始めた。要点が定まらないので意訳すると、ルームシュアしている女性が「狐に憑かれた」らしい。
まあ、普通の興信所にしたら突拍子の無い依頼だろうが、ウチにしてみれば珍しい
話ではない。
以下、彼女の談――
「私達って、ほとんどの子が寮に住んでるのね。ううん、駅からちょっと離れてるけど、綺麗な所だよ。オートロックだし。でも、裏が林になってるから、夏は蚊がすごい。
基本的には、一人部屋。でも、私って、誰とでも仲良くできるじゃん?部屋が足りなくなると、よく頼まれるんだよね。突然、事務所の人が『悪いんだけど、しばらく同居してくれないか』って新しい子を連れて来るの。こっちも準備とかあるから、早めに教えて欲しいんだけど、そこはしょうがないよね。こんな仕事を始める子なんて、いろいろ事情があるにきまってるもん。
メグミっていうの。本名は知らない。聞かないよ。
見た目は本当に普通の子。『事務所の人に言われて……』って私の部屋に初めて来た時、おもわず、『マジでこんな子が?』って思ったもんね。でも、一緒に住み始めると、けっこうヤンチャだって分かった。専門学生だって言ってたけど、ありゃあ行ってないよ。仕事が無い時は、すごい遅くに帰ってきたりするから、たぶん入れあげてるホストとかがいるんだと思う。
彼女が変になってるって気が付いたのは二週間くらい前。彼女、オフの日は私が寝てから帰ってくる事が多いんだけど、その日は私も遅くまで遊んでたから、寝るのが遅れたんだよね。
布団に入ってしばらくしたら、玄関のドアが開いて、彼女が入って来たの。眠かったし、「おかえり」も言わないでそのまま寝ていたら、なんか鉄臭いんだよね。女の子によってはアノ日でも客とるし、えげつない事するなぁ~なんて想像してたら、なんか眼が冴えちゃったの。だから見ちゃったんだ……。
彼女が冷蔵庫をあさってるの。
ねえ、あさるって、普通に小学生がお菓子を探すのとは違うよ?こう動物みたいに、扉を開けっぱなしにして、頭から冷蔵庫に突っ込むっていうの?シャレにならないんだって……。
私は怖かったんだけど、冷蔵庫は共用じゃん?起きあがって、後ろから『あんたどうしたの?』って聞いたの。そしたら、凄い目で振り返って……その目が、なんか動物みたいだった……。
でも、その時はすぐにもとの彼女に戻ったんだ。『酔っぱらってたんだ』って。いつもはいい子なの。だから、私は男に変なクスリでも打たれたのかなって心配した。客の中にはそういうのが趣味なヤツもいるし、彼女は大人しいしね。断れなかったのかなって……。
だけど違った。その日から、どんどんどんどん、変になっていくの。夜中に大声を出したり、壁を血が出るまでひっかいたり。酷い時は、ベッドの上でバク宙してるんだよ。それも笑いながら。なまら怖いでしょう?」
ねえ、どうしたら、あの子が助かるかな?事務所の人に相談しようと思ったんだけど、彼女がやめさせられたら可哀想だし……もう、困っちゃって……」
そういった彼女は、ソファの上で膝を抱え、頭をその間に突っ込んだ。行儀はなっていないが、真剣に悩んでいるのが伝わってくる。
本来であれば、彼女が抱える問題じゃないだろう。心が壊れたルームメイトがいたら、部屋を変えてくれと頼むのが関の山だろう。
それでも、自分の心を痛めてしまうのは、この子がバカだから。悲しいほど愚かで、とても優しいから、抱えなくてもいい痛みまで背負ってしまっている。まったくもって救えない。
あなただって、手を差し伸べられるべき女性でしょうに……。
「でも、どうしてここへ?常識的な判断をするなら、精神科病院でしょう?」
「あたしは精神科へ行って治った人をしらない」
思ったより強い否定が飛び出してきた。過去の傷だろうか。
「まあ……そうかも?」
「それに、あの目……あれは、人の目じゃないよ。ウチの猫でもしない。野生の動物だけがする目。昔、実家の裏山でみたまんま」
「『なまら』とか言ってたし、あなたの出身って……いや、いいわ。でも、何で『狐』なの?野生動物っていっても、タヌキとか、シカとか、いっぱいいるでしょう?」
「わたし、おばあちゃん子だったんだけど、よく寝る前に怖い話を聞いてたの。その中に、狐に憑かれたマタギの話ってのがあって……」
「それとよく似てる?」
「うん。っていうか、あの子の目を見た時、『ああ、これがおばあちゃんが言っていた狐憑きだ』って自然に思ったの。よく分かんないけど、間違いないって」
私は小さな体をソファにあずけた。
確かに、彼女は嘘を言っているようには見えない。けど、ウチが乗り出すには時期尚早な気がする。調査費用だって安くないし、病院に行ってダメだったらという方が良いと思うのだけど……。
「――いいんじゃないか。直感ってのは大事にするべきだ」
私が大人として、きわめて常識的な逡巡に捉われていると、後ろでくぐもった声がした。
ここの主である蓮原土蔵である。
いつ帰ってきたのか。いや、それにしても相変わらずの風貌である。客が怖がるから、いきなり登場するのはやめて欲しい。
「どうも、いらっしゃい。今日は随分と若いお客さんだね。まあ、依頼をするにせよ、しないにせよ、悩みごとは人に話すのが一番。よかったら、そこの偽小学生に洗いざらい喋っていきなよ。一人で鬱々と考えるより、よっぽどいいぜ」
蓮原はソファを通り過ぎて、マホガニー製の机に向かった。この事務所はケチなくせに、家具だけは良いモノを使っている。
他のインテリアはもうちょっとこだわって欲しいところではあるが。
「ねえ……。あの人って、ここの人?」
依頼者であるカオリが、おずおずと尋ねる。普段、その手の人を見慣れている彼女ですらそう思うのだから、間違いない。ウチの所長の外見は正にそちら系なのだ。
坊主頭に金色のピアス。服はセンス良く上品にまとめているのだが、なんでか、もう、完全にそっち。
「ええ、恥ずかしながら、間違いありません。でも、勘違いしないでくださいね、ウチは健全な調査事務所。任侠団体さんとの関係は一切ありません」
「でも、説得力は皆無だよね。坊主頭に、ほら、顔にまで彫り物が……」
そうなのだ。
蓮原の顔には、一匹の鯉が泳いでいる。
真っ黒な墨汁で描かれたような不思議な絵。それが、坊主頭と相まって、絶妙なカッコよさと、イカつさを滲み出すのだ。
あ、ちなみに私はブンタさんをこよなく愛している。そして、その事を隠してはいない。むしろ誇りにしていると言ってもいい。
「まあ、パッと見がアレなのは否定はしません。でも、あの顔の鯉、刺青じゃないんですよ」
「え?じゃあなんなの?タトゥー?」
「私は刺青とタトゥーの違いを知りませんけど、そうじゃなくて、よく見てください。ほら、動いているでしょう?」
目を細めるカオリ。
どうやら、見えたようだ。
「えええええ!?どうなってんの!?CG!!?」
「さあ、詳しい事は私もよくわからないんです」
「でも、みんなに見られるよね!?そしたら、絶対、SNSとかにのせられるじゃん!!」
「いや、平気みたいですよ」
「なんで?」
「人って、見たいようにしか物事を見ない生物らしいんです」
「………そうなの?」
「ええ。だから、刺青が動くわけがないと思っている人には、動いているようには見えないんです」
「よくわかんないな……」
「私もよく分かりません。だから、ほっときましょう。今は、メグミさんに集中です」
私はすでに、頭の中で前金の計算を始めていた。嫌な女と思うかもしれないけど、このイイカラカンな事務所を、営利企業として成り立たせているのは、私の現金――堅実な性格だということをぜひ知っていただきたい。
まいどまいどまいど……
彼女が帰ったのは、正午を10分ほど過ぎてからだった。私は、1階の蕎麦屋に「月見そば」と「おろし柚子うどん」を注文(蕎麦屋にうどんを注文するなんて!)すると、ノートパソコンを広げた。
正式に依頼を受けた以上、彼女の話を要約してまとめなくてはならないのだ。しかし、そういうタイミングに限って蓮原は話しかけてくる。
いつか残業代を請求すんぞ、コラ。
「なあ、冴子――」
「……なんですか」
「彼女って、やっぱり、そっち系のお店で働いてるのか?」
私は「めいいっぱい」ゲスを見るような顔をして振り返った。しかし、蓮原はどこ吹く風。彼女が置いていった名詞を弄びながら、どこか、心配そうな顔をしている。
そうだった。
この外見ヤク〇は、驚くくらい偏見がないのだ。フラットかつクリーン。政治家のみなさんは、彼を少しは見習ってほしい。
「名詞を見る限り、そうなんでしょうね」
「この店って、テッちゃんの
「ああ、あの倖田組の―――。だとしたら、けっこう、あからさまなシノギを持ってるんですね」
「そりゃあ、カスリも安くねえから、こういうのにも手を出さねえとやっていけねえんだろう。でも、彼のとこで悪い噂は聞かねえな」
「あの人も人情派ですからね」
「そうだよな……」
そういって蓮原は考え込む。
ちなみに、彼が口にくわえているのはハッカパイプ。昔は煙草を吸っていたらしいのだが、曰く「煙草を吸っている時に、煙草を吸いたくなったから、こりゃダメだと思った」らしい。やめてから5年を経過したとのこと。
あ、ハッカパイプといっても、縁日で売ってる可愛らしいものじゃなくて、木目調のカッコいい奴だ(ググってみると、いろいろ種類があるよ)。
一応、名誉のため。
「ちょっと、呼んでみるか」
「え?テツオさんをですか?」
「いやいや、メグミちゃんだよ。ここに書いてある電話番号でいいんだろう?」
確かに、彼女が置いていった名詞には、「お気軽にお電話ください♡」というメッセージとともに店の電話番号が記載されている。
ってオイ。ちょっと待てや蓮原。
「……何をする気ですか」
「何をって、何だよ」
「……調査ですよね」
「調査だな」
「嘘ですね」
「なぜ決めつけた!?」
クリーンだなんて前言撤回。こいつはただのスケベオヤジだ。死ねばいい。というか、先から膿が出ればいい。
「というわけで、今日は解散!蕎麦を食べたら、帰ってよし」
「今までお世話になりました」
「ちょっとまて。挨拶がおかしい」
「私とのことは遊びだったのね」
「こらこらこら」
「慰謝料は追って請求します」
「お~い、冴子くん?」
「体だけが目的だったのね!!」
「それ、その見た目で言ったら、シャレにならないからね。労働安全衛生局じゃなくて、お巡りさんが来ちゃうから。同じ司法警察だけど、意味が違うからね。ちょっと、なにその隠しカメラ。いつ仕掛けておいたの?ねえ、オイ、だから待てって!パソコンの電源を入れるな!どこにアップする気だ!!死ぬ!社会的に抹殺される!!」
私と蓮原の攻防は、たっぷりと30分つづき、蕎麦が届いたところで一時休戦となった。
あぁ、ランチって偉大。
ずるずるずるずる………
「でも、実際のところ、どうやって調査するんですか?」
私は勢いよく蕎麦とカツオの香りを吸い込みながら尋ねる。さすが、志村さん(蕎麦屋の亭主)。いい仕事をしている。
「おま、箸で人を指すのやめなさい。行儀が悪いぞ」
「いいじゃないですか。外ではしませんよ」
一応、これでも淑女である。外顔の作り方ぐらい知っている。
「ったく、最近、本当にひどいな」
蓮原は文句をいいながら、柚子を絞る。大根と柚子とかつおだし。なるほど、蕎麦屋でうどんなどと馬鹿にしていたけど、これはこれでフィルハーモニーだ。一口ほしい。
「やらんぞ」
「なんも言ってないじゃないですか。それより、調査ですよ。どうするんですか」
「どうするもなにも、いつもどおりだよ。地道に話を聞いて、足使って、裏とってだ」
「でも、今回、依頼してきたのはまったくの他人ですよ?本人に自覚がないケースなんて、今までなかったじゃないですか」
「それもそうだ」
「所長がいきなり訪問して、『あんた、狐に憑かれてるかもしれんぞ』っていったら、それこそ警察呼ばれますよ」
「まあ、それも否定はしない。かといってお前が行っても、追い返されるだけだしな」
「ぶっちゃけ、人材不足ですね」
「まあ、癖が強すぎる個性は、汎用性に欠けるよな」
私は麺をあらかたやっつけたので、そろそろメインのうずらの卵にとりかかる。私は最後にツルっと飲む派だ。
蓮原も丼に口をつけてラストスパートにとりかかっている。確かに、おろしの混じった出汁って、最後にぐいっとやりたくなるよね。独特の甘さと、辛さと、触感が、ヴィクトリアの滝よね!
「プハ~、ごちそうさまでしたっと。まあ、とにかく本人にあわなくちゃあ始まらん。冗談ぬきに、今日にでもちょっと会って来るよ」
「どこで会うつもりですか?」
「どこでって、彼女の話じゃあ、今日は仕事なんだろう?ホテルに呼ぶしかないんじゃないか」
「休みの日に、どっか喫茶店にでも来てもらえば?」
「店と契約している『ロンドン』ってホテルも見てみたいんだけど?」
「裏にお稲荷さんがあるっていう?そんなのどこにでもありますけど」
「雰囲気が大事なんだって!」
「メグミさんでしたっけ?」
「そう言ってたな」
「経費では出ませんからね」
「おお?」
「あたりまえでしょう。お姉ちゃんを買うお金ですよ?絶対ダメに決まっているじゃないですか。マルサに目を付けられたいんですかって話ですよ」
「調査費用だろうが!」
「じゃあ、聞きますけど、あなたはメグミさんを呼び出して、何にもしないんですか!?」
「しねえよ!」
「誓いますか!」
「誓わないね!」
「オラァァァ!!!」
私の拳が蓮原の頬へ食い込む。ああ、勘違いしないで。これは暴力ではありません。小学生が、オッサンのヤ〇ザに暴力を振るうなんて、誰も信じないでしょう。誰も信じなければ、それは無かった事とみなされるんです。時間の流れの中に消滅するの。
「汚らわしい大人に淋菌の罰を……」
「……睦事を否定する文化は、男性主観の宗教がもたらした――」
「やかましい。エロヤ〇ザなんて、下半身の鈍痛に泣けばいいのよ」
とにかく、今日の午後、ホテルロンドンでカオリさんと会うらしい。まったくもって、男という生物はなげかわしいほど、下半身に対してのみ真摯である。
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