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【東皇寺学園】
宝條学園から二つ離れた学園都市に存在する私立学園。宝條よりも規模は小さい。男女共紺のブレザーが基本。一見何の特長もない私立学園に思われがちだが、生徒達が廊下で堂々といじめが行われており実際の学園内の治安は悪い。
更には一部の生徒達が裏で薬物の取引をしているなど不穏な噂が絶えず流れており、委員会による告発は時間の問題と言われている。
更に東皇寺学園に通う異能力者への立場は非常に悪く、異能力者への迫害はいじめの領域を越えているとの噂であり、異能力を持つ生徒は授業を受ける事すらも許されない。
【宇都宮家】
元々しがない地方出の一族だったが、戦後より現当主が若くして後を継いだ後、一気に勢力を拡大した一族。しかしどんな事にも手を出し自分達の一族がのし上がる為には、裏社会の者と手を組むなど卑劣な手段をも問わない故に、財界からは『強欲者』『成金上がり』と陰口を叩かれている。
現当主は孫娘を溺愛しており、次期当主は孫娘だとの噂だが、当主の強引かつ強欲なワンマン運営を良く思わない親族も多くいる。東皇寺学園の宇都宮夕妬は分家筋だが、ある事情により秘書と共にマンション暮らし。
本家の娘・宇都宮小夜は暁村に存在する学園内で独自のサロンを開いており、彼女に認められた女子生徒は、小夜の寵愛とワンランク上の学園生活が確約されている。
【暁(あかつき)特殊異能学研究所】
四堂鋼太朗の父親が所長を務めている、異能力の研究をしている私設研究所。
あくまで異能力の研究をしている私設の一つであり、異能力の研究を進めている研究所は世界中に存在する。
世界中の研究所では研究者達が争うかの如く異能力者を使った非道な実験が現在も行われており、その実験には異能力者への慈悲など一片も存在しない。
四堂一家と赤石一家は幼少において研究所の研究に関わっていたが、他の研究所に比べ異能力者達への仕打ちや迫害は軽度で住んでいる。
これは自身も異能力者である鋼太朗の父親が所長を務めていたのが大きく、間接的に異能力を持っている家族(鋼太朗)を庇っていたため。最近になり私設内で異能力者を実験台にした、不穏な研究をしているとの噂が研究者達の間で流れている。
実は『四堂両兵所長管轄』『宇都宮家管轄』二つの管轄下の暁研究所が存在し、鋼太朗が所属していたのは『四堂両兵所長管轄下』の暁研究所で、泪が所属していたのは『宇都宮家管轄下』の暁研究所である。
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