last・bullet・line

真白 雪

第1章 黒風の名

第1話last・bullet・line

俺は紫咲 久音、高校1年生。今日から夏休みに入り新作VRFPSゲーム『last・bullet・line』通称『LBL』を始められる。発売日に買ってはいたがあと少しで夏休みということでまとまった時間を取れるまでやらずに情報だけを調べているのはとても苦行だった。とても苦行だった。(2回目)

スキルの概念が存在する珍しいタイプのFPSということで期待値はとても高い。

「ただいまー!」

ドタドタと階段を駆け上がる音に妹からの苦情が響くが今は気にしてる暇はない。

「よっしゃ早速やるぞ。」

設定を終わらせVRヘットギアを装着する。

「ログイン!」

そうして俺の視界は暗転した。

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