革命編
ファンタジー革命
異星人天使たちの戦争は終わることは無い。
移民船団内でコールドスリープしている全員が一気に解凍され、
資源が枯渇するのは目に見えていた。
人口爆発の倍率が、不自然すぎるのだから。
しかし解凍しないならば、誰が順番を待つと言うのか。
そして解凍人数は今後の国力でもある。
限られた資源を奪い合い、人口を減らし合うのが移民の宿命。
その方が地球は平和だ。
■
犬神は護符補給に地下大阪城へ戻って来ていた。
犬坂「狛ちゃんによる異星人科学の解析がかなり進んだ様です。」
犬神「ほおお」
犬坂「しかし人に理解できるようには、説明出来ないみたいですが。」
犬神「何が出来そう?」
犬坂「平和を望むならば、兵器を捨てさせる必要があります。
移民船団、戦闘船を乗っ取り、破棄できるかも。」
犬神「狛ちゃんすごいね」
狛ちゃん『すごい?』
犬神「すごい」
狛ちゃん『すごい』
犬神「なんかちょっと不安」
狛ちゃん『かわいい』
■
船団と戦闘船を同時に乗っ取るには、すべての船団にスパイを送る必要がある。
残りはラファエル直轄の移民船のみとなっていた。
犬神「犬坂さんが言うには、安定した平和の為に、
ラファエルをタルナーダ配下にする必要があるそうです。」
陽子「あそこ守り堅いよね」
ラファエルは肉体改造を募集し、志願した天使を遺伝子改良している。
元々強固だった翼素材の羽根を全身にまとわせた。
そして体を守る必要が無くなった六枚翼の先には手が生えた。
犬士には堕天使と呼ばれている。
タルナーダが噛みつけないので、配下に出来たことが無い。
まるでラファエルの魔王城。
ラスボスが住まうにふさわしい巨大な移民船攻略の先に平和があると言う。
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