アメコミ風 南総里見八犬伝説

ウォッチ編

シークレットウォー

犬坂の威嚇隕石と移住先の星は無事、異星人天使達に観測された。

しかし提案は保留される事となった。

ウリエル作成の八岐大蛇による時限ウイルス作戦が、

秘密裏に進行中なのだ。

いまから引っ越すより早いし、

隕石攻撃は威嚇と宣言されている。

■

地球を調べる月探査船の乗員はエリート学者で構成されていた。

ミカエルは言語学。

ウリエルは微生物学。

ラファエルは遺伝子学。

ガブリエルは機械工学。

生き残ったのはミカエルとラファエル。

地球人文明では想定していなかった戦闘力の犬士達。

対処するためにも異星人天使の純粋な戦闘部隊が補充される。

ミカエルは交渉窓口として留任され、

ラファエルは退役となった。

火星本隊船団に戻った月探査船にて、

ミカエル守備軍が編成される。

ビームサーベルは船の操縦兼用ではなくなり、

二刀携帯されている。

戦闘用宇宙服を着ており、真空でも活動できる。

素材は天使の羽が元になっているようだ。

探査船に１０名が同乗した。

ほかにも戦闘船が４隻随伴する。

犬士達に鹵獲された２機のフライングピラミッド【ＦＰ】に対処するためだった。

やはり全面戦争となった場合、地球人側の被害は計り知れない。

■

月探査船には人質として犬神が残った。

いつでも珠転送で帰れるのだが。

犬塚とタルナーダは東犬のＦＰに同乗し地球へ帰還した。

お互いの秘密や戦力などを親切に教えることなど無かった。

地球では最後の問題の種、魚釣島の八岐大蛇(無毒)が依然として暴れている。

国後島のドラゴンは夜の内に討伐されてしまった。

謎の犬士達が討伐実況しているのを世界中が知っている。

中国軍はこれを嫌い、効果が無いのを承知で昼夜砲撃を続けていた。