シークレットウォー2 乙姫様が見てる
東犬「まだ火星から動いてない」
犬坂「そうですか。私の提案を聞いたものの、出発しない?」
東犬は異星人の船フライングピラミッド【FP】で、
火星の異星人天使船団を監視している。
移民船団は火星に留まったまま出発しない。
犬坂「まだ何か用がある?」
八岐大蛇討伐を待って何の意味があるのか?
犬坂「いや、意味が有る?」
夜間、霧に乗じて犬塚に討伐させるのはおそらく可能。
砲撃が多少ウザいが。
犬坂「爆弾か何かか、ふむ」
■
月探査船の犬神の元へ、犬塚、タルナーダが再び転送してきた。
犬塚「ミカエルをタルナーダの配下とするぞ」
犬神「あいつまた船の扉を解放するんじゃ?」
犬塚「そう、それだ」
犬神「ん?」
犬塚「真空にさせてから勝負を掛ける」
犬神「ぇー」
■
ミカエルが火星船団との通信を終えた。
月探査船の中枢。
乙姫様が、見てる。
そこへ犬神、犬塚が珠転送した。
護衛の天使が二刀流ビームを展開し襲い掛かる。
護衛は10名、きっちり5対1に分かれた。
犬神は通信モニタへ神速で向かい、なぎなたを振り回して破壊した。
天使が襲い掛かるが、逃げに徹する。
犬塚は霧を展開し出口を塞いだ。
ミカエルが扉を操作すると、
犬塚が流されはじめた。
出口につかまって耐える犬塚に宇宙服装備の護衛天使たちが襲い掛かる。
ぎりぎりまで引き付けて天使共々、外へ流された。
犬神もパイルで耐えていたが、護衛天使5名に取り押さえられる。
パイル周辺の床をビームで壊され、外へ引きずり出された。
■
ミカエルが通信室に一人きりとなる。扉が閉じられた。
乙姫様が、上から見てる。
タルナーダがミカエル直上へ珠転送した。
襲い掛かるが気付かれ、また扉が開く。
流されるタルナーダ。
踏ん張るミカエル。
乙姫様が、踏ん張るミカエルの背後で見てる。
再度、ミカエルの背後へ珠転送。
ついにミカエルに噛みついた。
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