第103話 お帰りのおっぱい(優衣5泊目)
綾香と一緒に下着のまま添い寝して、午前中をダラダラと過ごし、何とか午後の授業に間に合う時間に家を出た俺たちは、いつもと変わらない怠惰な日常を過ごしていた。
今は午後2コマ目の授業。綾香は仕事があるとのことで、午後1コマ目の授業を終えて帰ってしまった。
俺も綾香と一緒にそのまま家に帰ってしまいたかったが、なんとか踏みとどまった。ここまでウキウキしているのは初めてかもしれない。
それもそのはず、なぜなら今日は、優衣さんが研修先から帰ってくる日なのだから!
1コマ目の授業を受けているときに、スマホの通知が来ていることに気が付いた俺は、ばれないように机の下に隠しながらスマートフォンを操作してトークアプリを開いた。
あて先は優衣さんからでメッセージには……
『今からそっちに戻るから、寂しかった1週間分、思いっきりパフパフさせてあげるね!』
っと書かれていた。
俺は思わず、授業中に噴き出しそうになってしまったものの、何とか抑えてから、机の下で器用に操作して、『わかりました』と入力し返信を返した。
俺は完全に優衣さんのおっぱい中毒者になってしまっている気がする。
これはあれだ、アルコール依存症とかニコチン中毒と同じだ。
まさに優衣さんおっぱい中毒症だ。
……何言ってるんだろう俺。
一人でそんなことを考えていて虚しくなってきた。
だが、今の俺に足らないのは間違いなく優衣さんのおっぱい成分だ! 優衣さん、待っててください! 今すぐに帰って優衣さんのおっぱいにダイブしますからね!
そんなエロ小僧と化した俺は、ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながら、授業が終わるのをまだかまだかと待ちわびていた。
◇
ようやく長い長い授業が終わりを告げて、俺はアパートへ直行した。
アパートに到着して、自分の部屋に戻らず、真っ先に優衣さんの家のインターフォンを押した。自分でもどんだけ楽しみにしているんだよと思いながらも、もう俺の身体を止めることは出来ない。
まだかな、まだかなと、ウキウキ気分で待っていると、ドコドコと大きな足音がこちらへ近づいてくるのが聞こえてきた。
そして、ガチャっとドアノブが回り、ドアが勢いよく開かれ、白いタンクトップの上からタプンと揺れる大きな膨らみが目の前に現れた。
「大地く~ん!!」
「ぶはぁっ!」
開口一番飛び出し一番、部屋から出てきた優衣さんにいきなり抱き付かれ、そのまま俺の顔は、お望み通り優衣さんのおっぱいへと吸い込まれていく。
ポヨンと一回大きく跳ねた後、優衣さんの柔らかい弾力のある最高の胸へと埋まった。
「んん~」
あぁ!! これだよこれ!! 待ってたよ優衣さんのおっぱい、懐かしいよこの感じ!!
はぁ~幸せ……
おかえり、優衣さん。おかえり、優衣さんのおっぱい。
「はぁ~! 大地くん~ただいま!! 私も早く大地くんをこうしてギュッってしてあげたかったよぉぉ!!!」
そう言いながら優衣さんはさらに押さえる力を強め、俺の頭をおっぱいに押し付ける。
俺は段々と息が苦しくなり、優衣さんの腕を叩いた。
「はいはい。わかってるよ。プハァしちゃおうね~! せーの!」
「プハァ~」
俺は情けない表情を浮かべながら、おっぱいから顔を上に挙げて、息を吸い込んだ。
胸元から香る、優衣さんのエロ甘い香りが鼻の中に充満して、さらに幸せな気持ちになる。
「はぁ~大地くん。その顔ずっとみたかったぁ~!! はい、もう一回ね~」
「ちょっと待ってください!!」
俺は慌てて優衣さんのおっぱい攻撃と一度制止する。
「ん? どうしたの??」
「その……部屋入りません??」
流石に玄関の前の廊下で、こんな行為を何度もしているのは気が引ける。
それにほら、ここの廊下は道路側に面してるし、この時間帯は帰宅する人たちで多少の人通りがあるわけで……人の目を気にしてしまう。
「え~別にいいじゃん! 研修行く日だって、ここでしてあげたのに」
「いや、それはそうなんですが……」
どう説明しようかと困り果てていると、優衣さんは何かを納得した様子で、ニヤリとした笑みを浮かべる。
「はは~ん、もしかしてだけど。もっと何時間もこうしてほしいから。早くベット行
こうって誘ってる?」
目の前にある谷間が強調されている優衣さんの爆弾を眼下に見つつ、上目づかいでそんなことを言われてしまっては、俺はコクリと頷くことしか出来ない。
だって、優衣さんのおっぱい最高すぎるんだもん。
「全く~しょうがないんだからぁ~。じゃあ、靴脱いでこっちおいで」
優衣さんは俺から離れ、部屋に手招きする。それに誘われるようにして、俺は優衣さんの部屋にお邪魔した。ひとまずこれで、他の人に見られる心配がなくなり安心だ。
「お邪魔します」
「うん、いらっしゃい!」
靴を脱いで1週間ぶりに上がった優衣さんの部屋は、スーツケースから無造作に出された着替えなどの荷物が床に散乱していた。
「散らかしっぱなしですけど、いいんですか??」
「いいって、いいって! 大地くんとのスキンシップの方が、今の私にとっては最優先だから!」
男の人を家に上げるというのに、全く恥ずかしい素振りも見せずに優衣さんはそう言い切った。少しぐらい恥じらい持とうよ……まあそれくらい、俺を信頼してくれてるともとれるか。
「ってか思ったんですけど」
「ん、何?」
キョトンと首を傾げる優衣さんに対して、俺は思っていた質問を投げかけた。
「優衣さんも、俺のことその……パフパフしてあげたかったって本当ですか??」
「へっ!? あぁ……えっと……」
優衣さんは困ったように右往左往していたが、観念したのか、アハハと後頭部を掻きながら口を開く。
「いやぁ~なんか、大地くんをおっぱいに埋めるの私も癖になっちゃったみたいでさ……なんか大地くんがおっぱいをこう求めてくれてるだけで幸せというかなんというか……アハハ」
苦笑いを浮かべながらそんなことを言う優衣さん。
俺は聞いてはいけないことを聞いてしまったのかもしれない。
だって、そんなことを言われてしまったら、俺はもっともっと優衣さんのおっぱいに顔を埋めて堪能していいと言われてるようなものであって……
「その……いいんですか??」
俺が明確に何をとは言わずに、そう優衣さんに尋ねると。
優衣さんは優しい目で微笑み。
「うん、いいよ。ほら、おいで~」
と言いながら、両腕で広げて俺を迎え入れる体制に入る。
そんな姿を見てしまえば、もう何も躊躇う必要はない。
歯止めが利かなくなった俺は、優衣さんのその甘い甘い誘惑に負け、吸い付かれるようにその豊かで柔らかいおっぱいへと、再び顔を埋めていく。
おかえり、優衣さんのおっぱい。ただいま、俺の楽園。
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