第2話

警察署内は安全なはずだ。だが、アンデットは人間の匂いがする方向へ寄ってくる。窓から入ってこれないように木の板で塞いで置かなければいけない。

木の板を7枚持ち、窓際へ行く。アンデットが群がっていて、窓はすぐに破られる勢いだった。早速塞いだ。

だが、アンデットには知性というものがないのだろうか。まだ諦めない。

生存者が集まる小さなホールへ戻る途中、鍵のかかっていない部屋があった。好奇心にかられ、中に入った。

電気のスイッチを手探りで見つけ、

明るさを保った。中には、一機のタイプライターと大きな箱があった。タイプライターの横に読みにくい字で書いてあるメモがあった。内容は30年前のラクーンシティの様子だ。

レオンの日記と書いてあるその紙には、当時の様子が鮮明に書いてあった。俺はその紙をとりあえずポケットに突っ込み、大きな箱の方を向いた。

箱の蓋にもメモが貼ってあった。

「これを使え。

レオン•S•ケネディ」

中にはハンドガンが一丁入っていた。

俺は決意した。レオンに会いに行く。

彼なら何かを知っているはずだ。

この惨劇を終わらせる何かを。

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