第4話 謎の侵入者

 突然、異常を知らせる警報音とランプが点滅した。

 それは何者かがこの建物に侵入したことを知らせる、警報装置が作動したということだった。いっせいにモニターを見いるメンバーたち。その表情はいつになく緊張した面持ちだった。

「今日、彼以外でここへ来ることになっているものはいないはずだ。なのになぜ、警報音が鳴るんだ?」

 モニターには誰も映っていない。しかし警報音が鳴り続けている。

 そして電気が消えた。

 先ほどまで美少年スターを羽交い絞めにして遊んでいた大柄な男が、突然、何者かによって投げ飛ばされた。

 それを見ていたボスらしき男が、

「やめろ、ジョナサン・リー、彼は味方だ!」

と叫んだ。

 

 

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