初恋 ~初めての気持ち~

ココミ

第1話 出会い

私は、初めて恋をした。

あの時のあなたは、私にとっては、遠い存在だと思ってた。全く違う世界を生きていたと思ってた。でも、全然近い存在になっていた。この気持ちはなんだろう?


私の名前は、夢川 美湖(ユメカワ ミコ)。

明日から、高校生になる。私は、モデルをやっている。でも、小学生の頃から、そのことを隠して生きてきた。


(明日やだな〜、 あー!学校行きたくない…)


そして、もう1つ悩みがあった。それは・・・・・・恋をしたことがなかった。

少女マンガは、いっぱい読んだことがあった。でも、学校では地味子を演じていて、誰も自分には近寄らない。だから、誰も私のことを好きになることは無かった。私も恋をしていなかった。少女マンガなら、中学生や、高校生の頃が一番恋をしていた。でも、中学生ではなかった。だから、高校生ではしてみたかった。そんな思いをしながら、次の日が来た。



私は、高校生になった。

新しい制服、新しい靴、新しいカバン、新しい校舎、全てが新しくなった。

私が校門をくぐった時、後ろから声がした。


「美湖!待って〜!!」


「美湖!速いよ〜

あっ!まだメガネ取ってない!

美湖は可愛いんだから、早くメガネ取っち ゃいなよ〜」


「嫌だよ〜

私は、冬美みたいに可愛くないんだから。」


「あんたバカ?

私より、あんたの方が可愛いんだから。」


「違うよ〜

冬美の方がバカじゃない?」


この子は、私の心友。速水 冬美(ハヤミ フユミ)。

私と同じで、モデルを一緒にやっている。ポニーテールが特徴の思ったことをはっきり言う、優しいくて、すごく可愛い、私の自慢の心友!

こんなやり取りを、中学の時からやっている。そんな時、女の子がとなりを通った。


「ねぇねぇ!

昨日発売した、ami-ru見た?」


「見たに決まってるでしょ!

やっぱ可愛いよね〜、ミコと、フユミ!」


「もう完璧!

ミコフユのペア、大好き!

一生、ファンだわ〜」


「ねー!

ほんとに! 私も一生ファンだもん!」


『‪𐤔𐤔‬‪𐤔𐤔‬‪𐤔𐤔‬‪𐤔𐤔‬』


「私たちの学校にいないかな?」


「さずかにいないでしょ〜

いたら超絶嬉しい!!!」


「撮影現場、近いでしょ。

この前のインタビューでも言ってたし、こ

この近くに住んでるって。」


「いたら神!」


このやり取りを聞いてた、冬美が、


「よかったねー^^*

近くにいたんだけど…」


‎「𐤔𐤔‬‪𐤔𐤔‬‪𐤔𐤔

私には、気づかないで欲しい!‬」


「はあ!

なんでよー笑」


「あはは^^*」


本当は、すごく嬉しかったな。私が撮った雑誌で元気になってくれてるんだから。


そうこうしていたら、昇降口についていた。

クラスの表を見ていると、冬美が急に声を上げた。


「私たち、同じクラスだよ!」


「えっ!

ほんとに!」


「うん!」


「やったぁあ😆♥」


私たち、また一緒に居られる。それが、すごく嬉しかった。


クラスに入ってみると、穏やかな雰囲気で、すごく感じのいいクラスだった。


(このクラスなら、1年が楽しく暮らせる)


席は、私の前が冬美でその後ろが私だっだ。


(1番後ろの席は快適だァァァ)


そう思ってた、その時、急に横から声をかけられた。


「おはよう

隣の席の、新田 真守(アラタ マモル)っていうよ

これから、よろしくね」


急に声をかけられてびっくりした。

でも、すごくカッコイイと思った。


「こちらこそ、よろしくお願いします!」


「(゚∀゚ ):∴ブハッ

隣なんだし、クラスメイトなんだから、敬 語はなしだよ‪𐤔𐤔‬」


「わ、分かった。」


なんか、嫌な態度〜、でも、優しそうな人だな。

高校生って、感じするな〜


次は、入学式か〜

緊張するー!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る