君に恋しました〜初恋
Spica
第1話
君に出逢って恋して私の運命は変わりました。
君に好きなってもらえたことが嬉しくて幸せで君とずっと一緒に居たいと思える日々でした。
君が私に幸せを運んでくれて私のまわりに初めて色がつきました。
君とずっと一緒に居たいそれは私のわがままだったのかな?
君が居ない時間なんて私には何の意味もないのだから。
君と出逢ってたのは高2の春でした。
両親が離婚し父の方にも母の方にも相手が居て私はどちらの方にも必要とされなかった。
そんな時母方の祖母が私を引き取りたいと言ってきた。
私は母の実家の田舎町に引っ越すことになった。
引っ越しなんてどうでもよかった。
学校ではいじめられていたし友達もいなかった。
「よく来たね、結衣ちゃん」
私は相馬結衣から母方の苗字になり橘結衣になった。
「今日からお世話になります」
「やだね、敬語なんて…家族じゃないか」
おばあちゃんは笑顔で私の頭を撫でた。
家族…私に家族なんていない
父も母も私のことを捨てて皆私がいらなくなったら捨てるに決まってる。
おばあちゃんは私の手を引いて部屋に案内した。
「ここが今日から結衣ちゃんの部屋だよ」
ここが私の部屋…窓から外を覗くと海が見えていた。
この家から海って近いんだ。
「片付けが落ちついたらお茶にしようかね」
そう言っておばあちゃんは下に降りていった。
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