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 今日は部活で一年生がバイオコンのための主催団体の大学生とミーティングで部活の始まる時間と同じタイミングにそれが始まるので普段よりも少し早めに出て学校に来た。

 自分の中で昨日の時点でミーティングはオンラインで行われるためにそれを聞かずに自分の実験の後片付け(累計で二週間くらいやってそう)をやろうと思っていて今日中に片付けを終わらせて週明けから詰まってしまった研究のこの先を考えるための実験をしていこうかなと思っているのである。

 ミーティングは一時間くらいで終わったのだけどもそのくらいにはちょうど一年生が受けるSSセミナーがあって実験室には部活の後輩の他に一年生が数人いて二年生はSSセミナーを誰一人として受けないという展開になっていた。

 中和は溶液の量を分けていたのと使う薬品を溶けない水酸化カルシウムではなくて水酸化ナトリウムの溶液にすることによって素早く中和を進めることができた。ここで残り一時間である。

 中和後の溶液には白色沈殿があるのでそれを濾過して取り除いて終了である。ここまでの経験から通常の濾過ではなく、吸引濾過で確実にスピードを保ってやるのが妥当だろうと判断した。やってみてやはり通常の濾過とは違ってペースを落とすことなく進めていけた。

 進めていくと思っているよりも濾過にかかる時間が多くていくつかに分けたビーカーの半分しか濾過を終えることができなくて諦めた。時間が午前中だけなのでミーティングをずっと見ていたのが足を引っ張って終えることができなかったのである。

 このペースだと来週の週明けの一回で何とか濾過を終えて片付けが終わって次の段階に進めると思っている。

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