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 昨日同様、午前中に夏期講習、午後に部活に行って中和の作業、みたいな日程だった。

 中和ではpHメーターの値と比べながら調整していって少しずつ上がっているなかに液を垂らしてしまうのでpHのジャンプが発生してしまってどうにかその辺にあった米酢で戻したもののあくまでも酢酸であることに代わりはなく匂いがしてしまったのは入れた後の後悔である。

 昨日、中和のあとに白色沈殿として出た水酸化亜鉛をろ過して除去したが、今日も中和のあとにそれを行った。昨日時間がかかったということもあり今日は三つ体制でろ過を行っていったが沈殿するものが多かったのでろ紙を取っ替えないとろ過した液の方に沈殿物が流れ出してしまうのである。おおよそ全部終わったときにこれなら吸引ろ過した方が良かったよね、という話をされてやられたと完全に思った。吸引ろ過だとろ液に流れ出る心配をする必要もなくなるしもっと早いスピードで効率よくろ過することが可能になる。無駄な時間とろ紙の無駄遣いを解消することが出来る。次回以降のろ過を要するときはそうするべきと学んだのである。

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