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 今日は用事があって鬨俵トキワラに足を運んだのだが、その事を陽向に連絡していてわざわざ駅の方へ来てくれた。用事の時間からして一時間半くらいしかいられなくてどうしようかと、いうことだったがまずは本屋さんへ行きそこで漫画の話をしたりして陽向が一冊買ってそこを出た。

 そのあと陽向がお昼をあまり食べていないということで何か食べよ、となりパフェを食べた。今の御時世、ウイルスが蔓延しているなか同じものを食べたので片方がやられていたらもう片方もやられてしまう。それを分かっていながらも同じものを食べ、互いのスプーンを相手の口に持っていくようなことすらした。すでに幸せさ満載である。

 そのお店を出たあと手を繋いで駅の方へと戻っていった。その間の話の中でホワイトデーが今週の土曜日にあって渡しに行くのだが陽向の家に行くということで話が纏まっていった。まずまず彼女の家を訪問するということはしたことなくてどうすれば良いのだろうかと幾度もネットで調べた。帰り際に後ろからハグしてから別れた。

 これはそのあとでの陽向との会話で分かったことだが、陽向の親はそのときにはいないらしく多少の緊張感はなくなったといっても過言だが初めてそういうことをするのでどうすべきなのか調べる手を留めるということはできないと思う。

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