146

 今日は50分×5コマで四時間目の地理が物理基礎に変わるのだという認識でいたのだが、それは来週のことで今日は通常通りの時間割りで授業変更などはなかった。

 一時間目は物理基礎で(授業変更等なく通常の時間割りで存在していた)空気抵抗についてが扱われた。空気抵抗は僕らの日常でもまま耳にする言葉で物理的に考えるといったことは今までの人生ではなかったので何か新鮮であって奥深かった。またそのあとに仕事についての話があった。仕事W〔J〕=力F〔N〕×距離s〔m〕というのは中学のときにもやったことだったのだが力の方向が進む向きと異なっていたときの式が高校物理でそこにcosθをかけるのである。何かそれぞれの人の見え方が大きな鍵と感じた気もした。

 四時間目の地理では温帯・冷帯のそれぞれの気候の特徴を習ったのだが、冷帯の土で酸性を帯びている灰白色のもの(ポドゾル)がありどうして酸性で尚且つ灰白色なのかの説明を化学的にされた。僕もよく分からなくて調べたあとの結果を含めて軽く僕の言葉での説明をしておく。有機化合物が死骸とか糞とかで残っていてそれがアルコール化されて(一級アルコール)その後二段階に酸化されてアルデヒド、カルボン酸となりその後分解者によって二酸化炭素と水に分解される。しかし、分解が確実にされないとカルボン酸の状態で残ってしまう。これが有機酸と呼ばれるもので酸が強いので色の付く由来の成分が発揮されなくなり無色の色になるという原理である。僕は夏休みに有機化合物をやったので納得できるが、他の人たちは納得できないだろう。これを僕はどうにか地理の先生と少しのクラスの人に説明を余儀なくされる。どのように分かりやすく説明するのか、思考力や表現力が必要である。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る