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 今日はテスト明け初日の登校日であり、席替えの日でもあった。今日から後期のスタートでもある。

 席替えはこれからのクラスでの過ごし方が決まる大きなものだった。クラスの中で浮いた存在であるためにこの人が近いと話すらできないという人がいてまさかの六月に直接話しかけるなと言われた人が真後ろの席になってしまったのである。相当な死亡である。

 一時間目の音楽は篠笛を吹くということで何も音が出なかった。角度や息の吹き方によって音が出るか出ないかが決まるらしく、音を出すのが難しいという。果たして出すことが出来るのか心配である。

 二時間目の数学はテスト返しだった。αとβがあり、αは二次方程式・不等式でβは場合の数だった。個人的には場合の数は得意だと自負していて取れているだろうと思っていた。平均点はαが25点くらい、βが42点くらいと全体的に低い模様だった。僕の結果としてはαが20点、βが43点と大きく見て平均前後というところだった。個人的にはβはもちろんαももっと点数が取れたのではないかと思った。

 三時間目の体育は後期の体育の種目の選択をした。三期(次回以降)はハンドボールを希望したのだが人が多すぎて抽選になってドキドキしたが無事に通って胸を撫で下ろした。四期(年明け以降)は年度始めから楽しみにしていたサッカーを選択しここは抽選がなくそのまま種目を決めることとなった。

 四時間目の倫理で返されたテストは学年平均が68点、クラス平均が73点で今回も前回と同様に学年の中で一番平均点が高いクラスとなった。今回倫理の勉強はワークを一周軽くしたくらいで良い点数は取れないであろうと思っていたのだが、返ってきた点数は74点と前回には劣るがクラス平均を越えることができた。次回のテストは早めの準備を倫理に限らずしていきたいと思う。

 五時間目の古典のテストは150点満点で半分の75点がクラス平均で古典はできた感覚がしなかったので、それよりは低いと思っていた。その予想は当たっていたのだがさすがに点数は低すぎた。61点というのが僕の点数だったのだが平均点が前回との比で高いのに点数はほぼ変わらないという相当危機な状況だった。勉強不足、という言葉以外当てはまる言葉はない。

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