34
今日からアメリカの姉妹校からの留学生が何人か来た。そのため、放課後に僕のクラスで歓迎会を兼ねたパーティーが行われた。AICと呼ばれる部活が主催していてその二年生の先輩が司会としてその場を動かしていた。
最初に自己紹介を行ってそれぞれの人が自分の名前及び好きな動物を言うのと共に前に言った人のことも言うという何とも難しい自己紹介だった。どちらかと言えば最初の方だったので覚えなければならない人が留学生の五人と同級生の三人だけだった。それでも特に留学生の名前と動物があやふやになってしまって本人に確認を取りながら無事に自分のターンを終えて次の人に回すことができた。
次にリーダーがダンスを踊り始めて他の人はそのリーダーの踊りをもとに真似して踊り、唯一誰がリーダーなのか分からない人がリーダーを当てるゲームを三回行った。リーダーが自分の視界に入っていれば問題ないのだが死角にいるとリーダーを直接見ずに周りの人の様子で合わせるという工夫をせざるを得なかった。
その後、お菓子タイムに入って飲食を共にしながら話をするはずだったのだが、留学生内でテンションが上がってしまっていてそこに話しかける勇気は僕にはなかった。一応、留学生の周辺にいていつでも話しかけられるようにまたいつ話しかけられても問題がないように心の準備をしていた。ちょうど一人になった留学生に話しかけられて少しだけ話をした。自己紹介の話を少し覚えてもらっていたようでそこから話が進んだ。
今日の留学生との交流から僕が得たのは英語の大事さと自分の会話能力の欠如だった。“テストのため”とかではなく“今後の生活のため”として英語の学習をしたいと心から思わされた一時だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます