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 コミュニケーション英語、授業ののほぼ全てを英語のみで行う授業で教えるのは担任の先生でとにかく英語の発音が上手いと僕は思った。コミュニケーション英語では週に一度だけ単語テストが行われ、今日はそのXデーだった。高校に入って初めての単語テストでどんな出方をするのか分からなかったが、今日のテストを踏まえて次回以降の対策は可能だと思った。

 地理は宿泊オリエンテーションで熱を持って語っていた先生が担当で知らなかったのだが新任の教師らしい。生徒先生ともに新米だと何か意気投合できる部分が見いだせるのではないかと個人的は思った。授業では世界地図を元にした国名テストが行われ、分かるものと分からないものが入り交じっていて今後しっかりと国は覚えなくてはと思わされた。

 また高校に入って初の委員会があってHR委員として二年A組に行った。中学の時の学級委員と類似していると思ってやろうと思ったのでそういうつもりで二年A組に行った。元々全ての委員会が今日明日で行われるため委員会に関する教室掲示用の紙があったがその紙によると委員長と副委員長を決めるということが書いてあった。さすがに三学年、しかも各クラス二人ずつ集めるわけだから委員長・副委員長決めだけで委員会が終了するなんてことは考えていなかったがまさかのその委員長・副委員長決めのみで終わってしまった。

 委員会が終了したあとに部活に行ってみるとそこには二名の一年生がいた。そのうちの一人は同じクラスで宿泊オリエンテーションの時に音ゲーを寝る暇すら惜しんでやっていた人だった。少ししてから一人現れ、その後にもう一人現れて計四人が来た。来た一年生の人数が多いという理由なのかは分からないが、先輩たちが自己紹介をしようと決め先輩たちの自己紹介と来た一年生の自己紹介をした。ちょうど一年生の自己紹介まで終わったタイミングに顧問の先生が現れ、今までこれと言って聞いてこなかった先生の自己紹介を聞いた。その後に多少時間があるということで三年生の先輩からのmolの講義があった。それを聞いていると何か化学の面白さを感じたような気がした。部活の終了時刻近くに三年生の先輩からHR委員の委員長がその先輩の元カノだということを聞いて多少の驚きを隠せない状態に陥った。

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