あとがき
今作の『妹のいないシスコンを救い出すことはできますか?』(以下いなシス)の執筆に当たって、一つこだわり続けたものがあります。
それは「サブタイトル」です。
ひとつひとつのサブタイトルに思い入れがありまして、本当にこれでもかというくらい万斛のサブタイトルを考えたのですが、その内の多くがボツになっていきました。
その中でボツになってしまった子を抜粋して、この場を借りて供養しようかなと思います。
①パロディネタなのに原型が無さすぎるパターン
例:シスターマン
これはなんのパロディだと思いますか?
答えはあえて言いません。
『シスターマン:ホームカミング』とか『とっても!シスターマン』とかそうやって話数を稼ごうかなと思ったのですが、サブタイトルがギャグ調になりすぎると本編にまで影響があるかなと思い、泣く泣くボツにしました。
他の分かりづらい例としては『いもシス♪』『いもうと!』『いもうトラップ』『いも☆あに』とかが挙げられます。
②サブタイトルがギャグ調になりすぎて本編に影響が出るパターン
例:最後の一撃は、いもうと。
このサブタイトルは思いついてフフってなったのですが、終わりに持ってくるには雰囲気が可愛すぎると思い、泣く泣くボツにしました。
さっきのシスターマンはこちらの②のパターンにも属すると思います。
このパターンは他には『死にゲーみたいな学校に通ってるシスコンはどうすりゃいいですか?』『どうあがいても妹』等があります。
どれも後半の異世界学校編(今名付けました)のサブタイトルにしようと思ったものです。
③改変した結果とんでもない異端児が生まれたパターン
例:KKKにようこそ!
さあ、来ました。これは非常にマズいです。
これをサブタイトルにしたらBANされかねません。ここの本文に書くのもやばいかもしれないですね。消された時は察して下さい。
これは『NHKにようこそ!』のパロディで「カッコカリ協会」を略した結果、図らずともこうなってしまい、泣く泣くボツにしました。
ここまでがふざけた話でここからは真面目な話です。
本編ではサブタイトルにエピローグと書かれ、終わりに(完)とも書かれていますが本作なんと、終わりません。
というのも私はこの『いなシス』の他にもう一つ手掛けている作品がありまして、もともと一章分終わる度に交代して更新する予定にしていました。
つまり『いなシス』は一章が終わっただけと言うことになりますね。
そして、そのもう一つの作品というのが『あのエピローグのつづきから』というタイトルでファンタジーものではあるのですが、こちらの『いなシス』を読んだ後だとより楽しめるような内容になっております。
もちろん片方だけ読んでも全然構わないのですが、『いなシス』を好きになって下さった方はきっと『あのエピローグのつづきから』も楽しんで貰えるかなと思います。
いつかこのエピローグが第40話になるのをお待ち頂けると幸いです。絶対ここに帰ってくるので安心してください。
私がベルフェゴールや七罪のもとに戻ってきた時、彼らにちゃんと顔向けできるように感想や評価等で応援していて下さるととても嬉しいです。
では最後に、ご覧になって頂いた皆さんに最大級の感謝を込めて。
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
それでは、またいつか。
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