リーズのパーティー初期メンバー

・リーズ、アーシェラ、エノー以外の二人


「勘違いするなよ、謝る相手は俺じゃない」


【キャラクター名】ロジオン

【フルネーム】ロジオン・ザンテン

【性別】男性

【年齢】20

【クラス】メイジ

【性格】お調子者で楽天家な性格。思ったことをストレートに言うタイプで、かつてはしょっちゅうエノーと口げんかしては、アーシェラが仲裁していたが、所謂「喧嘩するほど仲がいい」という感じ。

 また、かなり義理堅い性格で、一度受けた恩は絶対に忘れない。


【容姿】

 天然パーマの赤髪で上あごに薄っすらと髭を生やしている青年。

 かつては比較的童顔で、10代半ばなのに少年のような風貌だったが、それなりに苦労したせいか、はたまた髭を生やしたせいか、落ち着いた大人の雰囲気を纏うようになった。だが、性格はあまり変わっていない。


 かつてリーズと共に戦っていた初期メンバーの一人。途中で実力不足を悟って引退してからは、アロンシャムの町で冒険者向けの道具屋を営んでおり、戦後は元2軍メンバーのサマンサと結婚した。そろそろ子どもが生まれるらしい。

 もともと商家の出身で、幼いころから本を読み、魔道に興味を持ったことがきっかけで、知識を実戦で試すべく冒険者となった。知識が豊富だったからか、それなりに多彩な術を使うことができたが、MPの上限がそれほど伸びないという致命的な欠点があった。なので、重要な戦闘に入るまでは、なるべく術を温存せねばならず、それが彼のコンプレックスとなっていた。



「なにょう、おねぇさんを疑うってのかい? 都会っ子のくせに生意気だゾ! ほら、とっとと野営の準備するよ」


【キャラクター名】ツィーテン

【フルネーム】ツィーテン・ケンプフェルト

【性別】女性

【年齢】21(享年)

【クラス】レンジャー

【性格】本編開始時では故人。

 姉御肌で、かなり気さくな性格。普段はしっかりしていて面倒見がいいが、悪乗りしやすい面もあり、天真爛漫なリーズと共によく男性陣を振り回していた。

 故郷の習慣からか、生にあまり執着しないことを、パーティーメンバーからたびたび心配されていた。


【容姿】

 濃い紫の髪をポニーテールにし、とてもさばさばした雰囲気を持つ女性。機動力を重視するレンジャーというクラスの例にもれず、全体的に軽装で、使い古した革製防具などを着用していた。


 かつてリーズと共に戦った、初期パーティーメンバーの一人。最年長ゆえの経験と、レンジャーの冒険技能は重宝され、危険な地域や複雑な道は、リーズの代わりに彼女が先導していた。

 リーズが勇者になった後も、しばらく2軍として活動したが別行動が多く、ある日偵察任務の途中で魔獣に襲われた村を助けるべく急行。その時点の戦力では圧倒的に劣勢だと悟り、村人の生き残りと仲間を逃がすために、自ら囮となって戦死する。その後、村を襲った魔獣と操っていた邪教集団はリーズ率いる本隊によって倒され、骨は拾ってもらえた。

 戦後、ロジオンによって「勇者の碑」の一番上にその名が刻まれたが、彼女はもう二度と、かつての仲間たちと笑い合うことはできない。

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