「勇者様が帰らない」資料集

開拓村の人々

・ブロスとその一家

「ヤッハッハ、おいしいなら仕方ないな！　村長、今度うちの家族も飯食いに行っていい？」

【キャラクター名】ブロス

【フルネーム】ブロス・ウインドフット

【性別】男性

【年齢】26

【クラス】レンジャー

【性格】底抜けに明るく、物怖じしない性格。独特な笑い声が特徴的。

　喋るのが大好きで、一緒にいると喧しく感じるほどだが、これは狩猟や斥候偵察の仕事をするとき一切喋れないため、その反動なのだとか。

【容姿】

　まるで狐のように面長で、普段から瞳が見えないほどの糸目。

　灰をそのまま被ったような色の髪の毛はぼさぼさで、以外と遠くから見つけられにくい利点があるらしい。また、服装にも無頓着で、緑色の服か迷彩柄の服しか着ない。

　一家の大黒柱として、狩猟、樵、酪農を営む、森の何でも屋さん。

　適当な性格に見えるが実はかなりの働き者で、今後も村に農業が定着するまでは、彼とその一家が村の食糧生産の半数以上を担う。妻のユリシーヌへの愛も深いが、若干尻に敷かれている模様。

　主な武器は弓で、ナイフの扱いもなかなかのもの。動物用罠の設置も得意で、村の周囲の罠は基本的に彼が作っている。

【キャラクター容姿参考】ハルスベリヤ叙事詩2：ファーロ・マリーラント

元ネタのキャラは女性

「昔から毒薬の調合知識は豊富だったから」

【キャラクター名】ユリシーヌ

【フルネーム】ユリシーヌ・ウインドフット

【性別】女性

【年齢】22

【クラス】アサシン

【性格】ブロスとは正反対の無口無表情で、必要最低限のことしか話さない女性。

　幼いころから暗殺者として育てられたせいか、常に冷淡で私情を挟まない…………ように見えるが、実はけっこう執着するタイプらしく、夫であるブロスに対する愛はとてつもなく重い。

【容姿】

　黒いおかっぱの髪の毛に、やや痩せ型の体。どこにでもいそうな普通の顔なのに、眼光が異様に鋭く、見つめられると身体に穴が開いてしまいそうだといわれる。

　しかし、肌の手入れがあまりよくないだけで、きっちり整えれば意外と美人だという噂もある。

服も、大体はブロスとお揃いの服を着ている。

　ブロスの妻で、普段は村の外を見回って危険がないかを確認する仕事をしているほか、瘴気に蝕まれた土地を回復するために、アーシェラが作った術札を使った浄化作業もしている。夫に勝るとも劣らない身体能力を持ち、彼と同じく弓矢やナイフで戦うが、彼女はどちらかと言えば近接戦闘を得意としている。

　愛称は「ゆりしー」で、本人は意外とこの呼び方を気に入っているらしい。

　かつては邪教集団の暗殺者で、脱走の際に追い詰められていたところをブロスに救われた過去を持つ。

【キャラクター容姿参考】ファイアーエムブレムIF：ベルカ

・イングリッド姉妹

「おーいっ！　リーズお姉ちゃん、それに村長！　こんにちわーっ！」

【キャラクター名】ミーナ

【フルネーム】ヘルミナ・イングリッド

【性別】女性

【年齢】14

【クラス】テイマー

【性格】穏やかで素朴、かつやや天然気味な少女。

　まだ子供だが考えはしっかりしており、村の生活の為に一生懸命仕事をする頑張り屋でもある。年の離れた実姉ミルカとの仲も良好だが、ミーナがまじめすぎるせいか、よく振り回されている。

【容姿】

　桃色の髪の毛を後頭部で二つに丸めた髪形をしていて、仕事の際は鍔の大きな麦わら帽をかぶっている。

　ずっと外で仕事をしているせいか、肌は健康そうな小麦色をしている。

　村の名物姉妹として扱われる「イングリッド姉妹」の妹。まるでたんぽぽのような、ふわっとした雰囲気を持つ明るい村娘である。普段はヤギの飼育をしており、仕事を持っている村人の中では最年少。

　リーズとは比較的歳も近く、性格も似ていることから、すぐに仲良くなっており、今ではリーズをもう一人の姉のように慕っている。一方でリーズも、実家では一番下の女子だったからか、ミーナのことを自分の妹のように可愛がっている。

　本名はヘルミナだが「ミーナ」の呼び方の方が性に合っているらしく、滅多に本名を名乗らない。

【キャラクター容姿参考】リーナのアトリエ：エーゼリン

元ネタはもっともっと天然娘。

「あらあら村長。前から言っています通り、私の本業は山羊のお世話ではないですから♪　これはあくまで「趣味」ですわ」

【キャラクター名】ミルカ

【フルネーム】ミルカ・イングリッド

【性別】女性

【年齢】23

【クラス】バルベリスト

【性格】育ちの良さをうかがわせる、優雅な雰囲気を持つ女性。口調もどことなく貴族っぽい。

　だが、妹のミーナと違い非常に癖の強い性格で、つかみどころがなく、おまけにかなりの毒舌家でもある。いつも笑顔を絶やさないが、むしろ笑顔が鉄面皮に思えるほど、何を考えているのか分からない

【容姿】

　妹と同じく桃色の髪の毛。こちらはゆるふわロングで、見た目もお嬢様感抜群。ただし、いつも汚れてもいいような野良着を着ているので、色々と台無し。

　村の名物姉妹として扱われる「イングリッド姉妹」の姉の方。野良着を着てなおあふれる高貴な印象とは裏腹に、非常に怠惰なことで有名。仕事は主にミーナが飼育している山羊を外敵から守ることだが、彼女が育てた牧羊犬に、そのほとんどを任せきっている。本人曰く「私の本業は釣り」だそうで、遠く離れた渓流にしょっちゅう釣りに向かっている。しかも、生半可な釣りは釣りと認めないなど、こちらもめんどくさい面がある。

　妹ともども両親と生き別れたらしく、いつか両親を探しに行くつもりだとも言っている。

【キャラクター容姿参考】きのこたけのこ戦争・IF ：カフェラテ

あっちはいい意味でも悪い意味でも働き者。

・レスカ姉弟

「ば、馬鹿を言うな！　フリ坊は私の弟――――のようなものなのだから！」

【キャラクター名】レスカ

【フルネーム】レスカ・マークライト

【性別】女性

【年齢】21

【クラス】カーネル

【性格】クールで厳格な大人の女性。堅物で冗談が通じなそうに見えるが、友好的な相手には冗談を飛ばすこともしばしばで、意外とフレンドリーに接してくれる。真面目ゆえ恋愛に関しては奥手……なのだが、ショタコン疑惑がある。

【容姿】

　黒髪をロングストレートに伸ばした、いかにも「堅物の女騎士」な外見。仕事上、ほとんどの時間は武骨な鎧を着用している。顔つきが厳つく、子供が見たら泣いて逃げるとまで言われており、本人はそのことに薄々悩んでいる。

　村の守備役として、村人たちが活動している時間は常に武器を持って見張りを務めている。戦闘力もなかなかのもので、純粋な戦闘力なら村で2番目に強い。強力な魔獣が出ても、強化術さえかけてもらえれば一人で撃退できるほど。

　年下の男の子フリッツとは姉弟のような関係だが、血はつながっていない。しかも最近では、彼のことがやや気になっているようで……

【キャラクター容姿参考】ハーレムキャッスル：ウルスラ

ウルスラはFEのほうが私は好きです。

「こんな僕でも役に立ててうれしいです！」

【キャラクター名】フリッツ

【フルネーム】フリードリヒ・ベルナーシェク

【性別】男性

【年齢】15

【クラス】メイジ

【性格】内向的で引っ込み思案な少年。幼いころに虐待を受けた過去があり、そのせいで人見知りが激しいが、村人たちには大分気を許している。意外と頑張り屋なところがあり、人の役に立てることを何よりも喜ぶ。

【容姿】

　まだ幼さが残る顔立ちで、薄い金髪に白い肌と、かなり儚げな容姿をしている。ただし、声変わりをしているので、流石に女の子に見られることは少ない（全くないとは言ってない）。男性にしては背が小さく、ミーナよりもちょっと大きいくらい。これも、成長期にまともな食事をとらせてもらえなかった弊害である。

　レスカの弟分で、血はつながっていないが、彼女のことを姉として慕っており、また命の恩人としてとても尊敬している。ただし、それ以上のことを考えているのかどうかは不明。

　彼もまた貴族の出身。アーシェラ以上に魔術の才能があるため、村では主に術道具を作成する仕事をしている。アーシェラが偶に使う術式郵便「精霊の手紙」も、フリッツが作っている。

【キャラクター容姿参考】特になし

・ディーター一家

「これは職人としての俺の経験と勘だが……分からん嫌な予感は、放置すると大抵後で取り返しのつかんことになる。しかもその原因はだいたい、分かってみれば単純でしょうもないことだ。防げるなら、それに越したことはあるまい」

【キャラクター名】ディーター

【フルネーム】ブルムス・ディーター

【性別】男性

【年齢】42

【クラス】ファーマー

【性格】気のいい親父。ちょっぴり頑固だが融通はきく方で、夫婦仲も良好。

　職人ゆえか、仕事へのこだわりが人一倍強く、妥協を一切許さない。

【容姿】

　やや赤みがかった茶色の髪と髭を生やし、細身ながらも無駄なく引き締まった、職人然とした体形をしている中年男性。いつもパンを捏ねているからか、村で一番いい匂いがする男ともいわれている。

　パン屋「ディーター一家」の主。ほかの村人が名前で呼ばれる中、彼は「パン屋」そのものであるという扱いからか、だいたい姓の方で呼ばれる。恰幅のいい奥さんがいる。

　開拓村のメンバーは全体的に若者が多いので、年長者であるディーターは豊富な経験を頼られることが多く、アーシェラも困ったときは彼に相談を持ち掛ける。

【キャラクター容姿参考】特になし