第2話 医療費貧乏
ひたすらにその日暮らし。
ギルドの仕事をこなすにしても、あたしは、身体が弱かった。頑張って貰った報酬も、ほとんど食費と医療費に消えていった。怪我をしても、ヒーラーに払うお金が要る。病気をしても、シャーマンに払うお金が要る。
到底、生活が成り立つとは思えなかった。
――生活保護。
その言葉が、ちらついては消えていく。
医療費免除。家賃免除。ベーシックインカム保証。
なんて、夢みたいな生活なんだろう。
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