第225話 美紗編 Ⅳ
「あぁ、いやいや。そんなに変な人じゃ無いがよぉ。ダニちゃんは、ちっちゃい頃から
(翻訳:あぁ、いえいえ、そんなに変な人じゃ無いですよ。ダニエラさんは、小さい頃から慶太さんと一緒でしたらから。昔からそう言っているだけですよ。だから、気にしないであげて下さい。ねぇ、そうですよね。美穂さん。そうですよね)
はっ! アル
良い所で、お
お
「そうだねぇ。ダニーちゃんは、いつも慶太には甘かったわねぇ。でも、結婚したい……って話は聞いた事が無かったなぁ。へぇぇ。そんな風に思ってたんだぁ。意外と慶太もモテるんだねぇ」
なんと! やっぱり、
なーんだぁ。
そう言う事ですか。理解しました。えぇ、理解しましたとも。
結構、お
えぇ、ありがちな
あります、ありますとも。
基本、この手のキャラは、おばさんキャラで、
安心しました。もう大丈夫。
ダニエラさんも論外っと。
私は心のノートにメモメモ。
「それじゃあ、ダニーちゃんも来たみたいだから、お鍋始めちゃいましょうか。あぁ、アルちゃん、運んでくれる?」
あらあら、お
これは、ちゃーんす!
アル
まずは、『使える
とその前に、お
確か慶太くんにそう聞いたもの。
それにしては、めちゃめちゃ若いのよねぇ。
肌の
この部屋着だって、パッと見、普通っぽいけど、全部ブランド物だわ。
はは~ん。お
これは話が合いそうね!
「お
さぁ、どう?
どうなの?
お
「……」
突然私に話し掛けられた、お
んん? ちょっと外したかしら?
ううん。絶対にそんな事無い。
大丈夫よ、美紗。自分の見立てを信じなさいっ! 大丈夫、大丈夫よっ! これまで、
すると。
「あらぁ! 美紗ちゃん。分かるぅ? そうなのぉよぉ。今日のコーデポイントは、ダスティピンクシャツにグレー系スキニーデニムを合わせて、少し
満面の笑みで
……取ったっ! ビンゴッ!
「ですよねぇ。お
「いぃぃやぁぁぁ。美紗ちゃん、
わっ、分かりやすっ!
お
しかも、
更にキラーワードは、『
もう、分析する必要も無いぐらい。
って言うか、逆に、本当に可愛い人。私、こう言う素直な人、めっちゃ好き。
さすがは、私が選んだ慶太くんのお
これは、お
「それじゃあ美紗ちゃん、そのカニのお皿、持ってきてくれるかしら? ダニーちゃんも紹介するわねぇ」
私は指示されるまま、ベニズワイガニの乗った大きなお皿を持って、お
もう、完璧。
なし
少なくとも、
「あら、ダニーちゃん、お疲れ様ぁ。ちょうど良い所に帰って来たわねぇ。
「あっ、はいっ……お
って、ちょい、ちょい、ちょいぃぃ!
突っ込み所
何? 誰?
めっちゃ
アッ、アル
って、
確かに『美人さん』って言っていたものね。
と言うより、
大体、女性同士の言う美人って、当てにならないんじゃ無かったかしらっ! あぁ、それを言ったのは私ね。ごめんなさい。
それにしても、こんな
ベニズワイガニを持つ私の両手は、あまりの
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