人生のシュレッダー

ホソダ

君への最初で最後の手紙

人は誰しも忘れたいことがある

それは悲しみかもしれない苦しみかもしれない

僕は君を忘れたい

これは最初で最後の君への手紙だ

半年前

僕は君に一目ぼれした

地域をより良くしようと頑張る君に

諦めようと思った

でも諦めきれない

地元をより良くしようと努力するバンドが好きな高校2年生

それが僕が一目ぼれした人だ

初めて君を見た時可愛い

単純にそう思った

聴衆の前で話す君を見るたびに惹かれていった

話してみたかった

でも意気地なしの僕は話しかけられなかった

あれからずっとだ

君に会いたい

そう思い続けていた

連絡先も知らない

でも君に思いを伝えたかった

忘れたかった

でも忘れられない

だからシュレッダーで木端微塵に粉砕したい

でも人生にシュレッダーなんてあるんだろうか

会うこともできない君を抱きしめたい

こんな言葉気持ち悪いだろうな

でもこれが僕の気持ちだ

会えない

連絡先も知らない

そんな恋に終止符を打ちたい

頭も悪くて顔も悪くてコミュ障の僕は君に不釣り合いだろうね

こんな気持ち小説投稿サイトに投稿しなくてもとも思う

でもこのやり場のない気持ちを昇華したいんだ

僕は君の美しさ、芯の強さに心を奪われた

だからこれからも芯の強い女性でいてほしい

彼氏でもない一目惚れしたただの変人に言われてもうれしくないだろう

これからも頑張ってほしい

でも本当に辛かったら逃げて

君の美しさ、芯の強さを大事にして

君のことが好きだ

だからこの好意が変な方向に向かわないうちに僕は諦めたい

君には幸せそうな笑顔を浮かべていてほしいから

僕が君の人生の邪魔にならないように

君には幸せな人生を送ってほしい

君が本当に好きだから



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人生のシュレッダー ホソダ @htomo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ