第3話 「むかしのわたしたち!(2)」
そんなわけで授業が終わってあかりが、
「一緒にかーえろ!」
「うん!一緒にかえろ!」
二人で話しながら昇降口を出ていくと、友達と話してた大翔がこっち向いて、
「さくらおねーちゃん!あかりおねーちゃん!」
って元気に手を振りながらこっち来るわけよ!
それが可愛くってさ!私もつい、
「ひろとちゃんといい子にしてた?」
「うん!」
「そかそか!えらい!」
って言いながら頭撫でるとさ!
「えへへー!えらいでしょ!」
ってデレてくるんだよねー!
それを見てるあかりがいつも、
「いいなぁーふたりとも仲良くて!」
ってこっちを見てニヤニヤしながら言ってきてたんだ!
私がちょっと照れてたんだけど、ひろとが、
「あかりおねーちゃんもそうたのことなでてみれば?」
って言ったんだけど、
「それでデレデレするような弟じゃないの」
「ふーん」
って軽く返されてたなw
帰り道ではグリコとかやってたなーw
「「「じゃんけんぽい!」」」
「やったー!勝った!」
「ひろと強いなぁwいっつも最初勝つよねw」
「えへへー!でしょ?」
「でもその後負け続けて大体ビリなんだけどねw」
「おねーちゃんうるさい」
「パーで勝ったから、パ・イ・ナ・ッ・プ・ルだよ」
「やったー!めっちゃ進んだ!」
そうやっていつも3人で遊びながら帰ってたなー!
え?そうたがいないって?
そうたはいっつも友達と帰ってるからねw
家に帰るとママが
「ふたりともおかえりー!おやつあるから食べなー!」
「やったー!ひろと!早く食べよ!!」
「おねーちゃん、手洗ってからじゃないと食べちゃだめだよ!」
「えへへー!ごめんw」
ひろとに怒られちゃってたらママがさ、
「もーどっちが年上なんだかw」
って言ってたから私がムッとしてたらひろとが、
「いえではぼくがおにいちゃんだもん!」
「家以外だと私のほうがお姉ちゃんだけどねw」
「はいはい、早く手洗って食べちゃいなー」
「「はーい!」」
(続きます)
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