10月20日(火) 広島市中区中区薬研堀にある居酒屋「酒楽処 しん」で飲んで食べる。

広島市中区薬研堀にある居酒屋「酒楽処 しん」で飲んで食べる。


仕事後に楽しみな地ぐ酒ぐをするとを数日前に話していたら、当日になって記憶の喪失か食い違いかまったく噛み合わず、10ミリリットルくらいの水をケトルで沸かすように瞬間的に癇癪が走り、捨て台詞を残して電話を切って家へ向かうと、30秒で怒りが冷め始め、腹立たしいが、それより酒を飲みたいと言って、新天地公園へ自転車をとばした。


凸凹二人組でまず入ったのは「酒楽処 しん」さんだ。口当たりまろやかで芳烈な香りが華やかな壱岐の横山を飲み、フグのたたきにブラックペッパーのペーストが湯葉で包まれた左の突き出しを口に入れる。思えばフグの味を知らない。新鮮な存在感の味を噛んでいるとたしかに黒い胡椒が口に広がっていく。


右の青菜と湯葉に箸をのばしていると、隣では酒も肴も空になっている。ペースのはやいのはいつものことだ。なにか一品頼もうと思ったがまだまだ回るというので、ほんのさわりで店を後にする。それでも店員さんのかけ声に恨みぶしはなく、さわやかに送り出してくれるから頭がさがる。

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