音楽、映画、美術、舞台、食事、文学、観光についての体験感想文集
9月21日(月) 広島市中区小網町にあるブックカフェバー「りんご堂」で「Group photo exhibition TONE2020」を観る。
9月21日(月) 広島市中区小網町にあるブックカフェバー「りんご堂」で「Group photo exhibition TONE2020」を観る。
広島市中区小網町にあるブックカフェバー「りんご堂」で「Group photo exhibition TONE2020」を観る。
ブックカフェが遠くないところにできたらしく、そこで写真展があるというので寄ってみた。
店内は広くないが奥に立派な一列のカウンターがあり、今日もそこでおいしそうなコーヒーを飲めるとのことだったが、あいにく満席で口にはできなかった。
入り口近くの三面の壁を主に使い、8人のカメラマンによる写真が飾られていた。作品とのスペースはとれないので、まるで卒業アルバムのような緊密な関係が生まれており、一つの写真に焦点を当てるよりも、全体を遠目に各カメラマンの風合いを眺めるような形となる。
なにせ作品数は少なくないので、若い女の子が多いという第一印象を受けた。そこには絞りや構図で自然と季節の肌合いが映されており、花や葉など同類とする具象と共に一時の瑞々しさを基調として、いくつもの表情が切り取られている。
ただ全体として似た雰囲気を持っており、細かな違いはあるが、ひろしま映像ショーケース2020で観た吉松幸四郎さんの作風と同調するところがあり、それはイチヱンポッポフィルムで観た石井清一郎さんの作品やいくつものスチールでも感じる色調だ。ただし、それは一面の印象としてあるだけで、韓国男性グループのBTSのメンバーが同じ顔をしているようでも、目が慣れればそれぞれの個性を発見することになるのと同じ見分けができるだろう。
とはいえ、目が疲れ、人も多い空間ですぐにそれらを見つけだす力はなく、様式や格調よりも、自然体の女の子を愛玩するように観た。しかし同時にあるのは、女性の好みが年増になった自分の変化であり、若さによる可愛い衣服よりも、経験と気品を備えた美の熟成を目で追うことが多くなったことも裏地にあるようだ。
何にせよ若さはよいものだと世代の差を多少感じつつ、眼福を目に残してコーヒー探しに店を出た。
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