8月9日(日) 広島市西区楠木町にある中華料理店「九香 麻辣小麺」で麻辣刀削麺を食べる。
広島市西区楠木町にある中華料理店「九香 麻辣小麺」で麻辣刀削麺を食べる。
黄さんの店の隣に狙いを定めて昼ご飯を食べに行ったら、休みだった。もうテイクアウトはないのだろうか、黄さんの店はかき氷シーズンだからだろう、休みの店を囲むように行列ができている。
同じ通りに気になっていた麺屋があったので入ってみた。看板が本格の中華麺らしいこの店は、客の多くが中国語を話していた。それが広東語なのか北京語なのかわからず、台湾の人のような柔らかさにも聞こえるがわからない。
麺の種類がいくつもあり、一品物も魅力的だが、看板に惹かれた麻辣刀削麺の玉子定食にする。スープは胡麻と唐辛子が油で香りを放っているようで、花椒も混じりとてもからっとした香ばしさだ。それに味噌らしい醤も加わり、コクのある旨味となっている。青菜の入っているところが中華らしく、刻まれたザーサイと落花生があるのも日本と異なる。麺は団子っぽさをもった食感で、コシよりもうどん粉の固まりらしく、食べやすいものではないが、体に宿る田舎っぽさを感じるのは、ほうとうを思い出させるからだろう。茶葉玉子は見た目からピータンのような中身をイメージしたが、黄身のしっかり固まったあっさりしたゆでたまごだった。
本場をほとんど知らないからどうこう言えないが、思ったとおり本場らしい味を楽しめる店だったのは、真夏の店内で顔面から冷えたペットボトルの表面をはるかに凌ぐ発汗が証明しているだろう。他の麺も気になるので、思い出したらまた来よう。
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