7月28日(火) 広島市西区天満町にあるカフェ「Re:Re:river cafe'n」で飲んで食べる。
広島市西区天満町にあるカフェ「Re:Re:river cafe'n」で飲んで食べる。
どうやら凹んでいたらしい。親しい目によってそれを知ったが、ここ数日の変化は健全らしく、自分でも望ましい状態へ向かっている。
その影響で「Re:Re:river cafe'n」さんに行ったのかと問われれば、違うと答えるが、意識は無意識を見ず、反射的に他人の言葉に反発するのならば、本音を突かれているのだろう。とはいえ、タイミングがそのように思わせている。
いぶりがっこのポテサラが第1のお気に入りだが、今日は特に3品が気になった。季節の見える料理はやはり格調が高く、冬瓜の梅しょうが煮に鮮明な味わいが通過した。タイ風のナス煮にこぶみかんの葉や辛み、ナンプラーなどが絶妙に調和して、咀嚼しながら他の動きを止めさせた。味を突き止めるところがすばらしい。そしてイカスミのライスコロッケの揚げたての衣にはじわっと鮮度の良い油がにじみ、チーズもとろけてあたたかい味わいとなっている。アナゴの燻製やコウネなど、他の食べ物にも明確な味の位置があり、ただ作ったとはまるで異なる料理への疎通があり、それを体現する技術が宿っている。それは南欧、東南アジア、日本など、世界を越えても同じスタンスで作られている。
変に緊張せずにのんびり食べられる店なのだ。だからこそ、追加にポテトとピザという炭水化物の組み合わせを注文して、腹一杯になってぼっとしてしまうのだ。構えることなく注文できるので、胃腸のキャパシティをついついオーバーしてしまう。
デザートも任せて頼み、夜遅くならないうちに家へ帰る。環境に翻弄される苦労を飲食店同士分かち合うのを傍目で聞きながら、こういう関係こそ望ましいのだと、我ながら自分を振り返ってしまう。努力し奮闘して踏ん張っている人がいるのを、どれだけ見過ごしているのだろう。
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