4月11日(土) 広島市西区上天満町にあるスーパーマーケット「フレスタ 上天満店」でチーズとスキルを買う。
広島市西区上天満町にあるスーパーマーケット「フレスタ 上天満店」でチーズとスキルを買う。
「フレスタにスキルあり、手に入れよ」という指令と解釈して、チーズを買うついでにアイスランドの乳製品を買った。
クリームチーズのような舌触りでありながら、ヨーグルトのような味を持ちつつも、酸味のないすっきりした乳製品のなめらかさに、重みのあるコクがある。「フロマージュ・ブランみたい」、そんな感想を素直にうなずける。ストロベリーも同様の食感を持ちつつ、イチゴの風味は多く含まれていて、より日本人の口になじみやすい。そしてバニラは甘い香りがただよい、口にするとバニラアイスから知った南国の風味が広がり、それからヨーグルト特有の乳酸発酵による旨味がついてくる。どれも価格が手頃でありながら乳製品らしい重みと風味を持っているから、日本にむかしからある市販のヨーグルトよりも西洋の製品らしい質感がある。
チーズは半額シールに惹かれて、やはり買いすぎた。最近は山羊乳のチーズがおいしく、3個入った食べ比べで手に入れることが多い。日本酒の飲み比べ同様に、少し割高になるとしても、味の経験を複数楽しむことができるので都合がよい。
山羊乳は、ヴァランセ、クロタン・ド・シャヴィニョル、シャビシュー・デュ・ポワトゥ、サント・モール・ド・トゥーレーヌがあり、臭いは強烈だが、上品に白く透きとった味わいと、口の中で溶けていく他にない甘さが極めて魅力的だ。
生乳は、ポン・レヴェック、マンステール・ジェロメがやわらかく、青かびはゴルゴンゾーラ・マスカルポーネ、ブルー・スティルトンで、生乳と羊乳の混合が、ロビオラボシナだ。
ケーキ1個を買うよりも低い値段で、それと同等の質、いや、それ以上の味わい深さを得られることも多いから、フレスタのチーズは庶民に優しい商品となっている。
チーズのことを書けば、決まって続いてしまうのが家のヨーグルトで、ユアーズで20パーセント引の砂谷牛乳を使うことが多く、最近は白カビの影響が除けて余計な味わいと臭みが消えてより純化されたおいしさを保っていたのだが、こうも色々なチーズが冷蔵庫で一緒にあると、影響を受けないわけにはいかない。
感化に薫陶、偉い言葉には、選べなんてあり、朱に交わればなんとかと……。チーズとヨーグルトという言葉から線が分岐してつながり、種々様々な製品を冷蔵庫にしまい、保つのも難しく、変わるのも容易でないと思ってしまう。
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