1月13日(月) 広島市中区幟町にある蕎麦店「手打そば松風庵」でむすび定食を食べる。
広島市中区幟町にある蕎麦店「手打そば松風庵」でむすび定食を食べる。
ひろしま美術館を出た時にはちょうど昼時になっていて、減りすぎているわけではなく、まだ早いわけでもなく、ちょっと歩いて店を探せる余裕があった。
幟町の寿司屋でも行こうと歩くと、道を間違える。通りには一度行ったきりでそれ以降は一度も入ることのできていないフランス料理店があるので覗くと、やはり満席だったので、目の前にあった蕎麦屋に入る。妥当な判断だ。
にぎり定食を頼み、熱いのか冷たいのか訊かれて、熱いのにしてもらう。運ばれてきたのはかけそばで、ついついせいろで来ると勘違いしていた。でもこれでよかった。
だしは鰹節が目立ち塩加減の主張も控えめではないが、おいしい。太めの蕎麦は見た目通りコシが強く、噛みごたえがあり、口の中で小粒の団子のようになるので蕎麦の風味をたっぷり味わえる。むすびの中に具はなく、既製品でない乳酸菌が酸っぱい漬け物と一緒に食べる。全体に良い意味での野暮ったさが少しあるも、味は弱くないので豪放な感じだろう。
さっと全部食べて、さっと出る。きちんとおしゃれをしていない、関東を思い出させる蕎麦屋らしい蕎麦屋だった。
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