10月13日(日) 大阪市阿倍野区阿倍野筋にある「牛カツ京都勝牛 あべの新宿ごちそうビル店」で牛リブロースカツ牛ロースカツ京玉膳を食べる。

大阪市阿倍野区阿倍野筋にある「牛カツ京都勝牛 あべの新宿ごちそうビル店」で牛リブロースカツ牛ロースカツ京玉膳を食べる。


上演後、昼過ぎに体へ入れたエネルギーをすっかり消費してしまったので、ちびちび食べるのではなく、しっかり栄養となる夕食をとりたかった。あべのハルカスを出てから店を探すが、迷路のような駅近辺をうろうろする。案内図には各フロアや場所にたくさん店はあるらしいが、どこにあり、自分がどこにいるのかまるでわからない。建物を通り抜けて行こうにもすでに営業時間は終了しているので封鎖されていて、迂回するにも建物の大きさに気が失せてしまう。


しかたなく大通りに出ると、牛カツを食べられる店がある。京都の店というので、せっかく大阪にいるのに食べるものではないと思うも、近畿というくくりで考えれば珍しい食事になるだろう。朝も愛知県の珈琲屋でモーニングをとったことだし。


カウンターだけの店内は人はそれほどおらず、ジャズが流れている。肉の部位に迷うが、リブロースとロースのハーフを注文する。


「60秒で揚がります」のような文句がのれんに書かれていたが、さすがにそうはいかないらしい。カウンター内に1人だけいる男性の仕事量がわりにあり、また慣れていないこともあって、ついつい手伝いたくなるほどだ。奥のキッチンからカツと味噌汁は出てくるが、カレーやだし汁の温泉卵などの用意はホールの役割で、その準備の間にごはんやキャベツのおかわりをお客さんから頼まれ、また食器のあとかたづけなどもしなければならない。仮に60秒でカツが揚がっても運ばれるまでに2分くらいはかかってしまう場合もある。それでも早いのだが。


運ばれてきたカツは予想より小さく、細く切られているが、レアの肉の味は柔らかくて刺身のように食べられる。思ったよりも美味しく、わさび醤油、塩山椒、タレ、それとカレーをつけて食べることができる。どれも味わい良く食べることはできるが、ついつい目移りしてしまうので、3種類でもいい気がする。自分は温泉卵も一緒に頼んでいたので、結局それに牛カツをつけて食べることはほとんどせず、ご飯をおかわりして一緒に食べた。甘いが鰹節の味もするカレーも同様にご飯のお供になった。


もう少し肉の量が欲しかったので、大きいサイズを選べばよかった。ロースとリブロースもそれぞれ味が異なり、ヒレやタンもあるので、来店するたびに別の肉の味を楽しめるだろう。


忙しそうだったがホールの男性は親切だった。キャベツも細切りで触感が良く、不満足な夕飯にはならなかった。

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